子供が小学校1年生になって算数・国語が思い通りにできない。この「小1の壁」対策について

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『小1の壁』とは本来、保護者に向けて使われるワードです。共働き家庭において、子どもを小学校に上げる際に直面する『社会的な問題=壁』を指しています。けれど実際『小1の壁』は子ども自身にもあるようです。特に勉強面。幼稚園保育園で読み書きに目覚め、早い子は簡単な足し引き算が出来るほど今の子たちは賢いです。ところが小学校に上がり、1学期早々から思うようにいかなくなることも……。勉強面のカバーと言えば『学習塾』。ただ、子どもと接する時間の多い、わたしのような専業主婦の目線からすると『塾へ行く前に出来ること』があるようにも思います。行かせるorやめるの答えを出す前に、その『出来る対策』についてちょっと考えてみませんか?

子供に逆効果にならないよう、『子どもの性格』と『通わせるメリットや負担』天秤にかけてみる

わたしの周りで、小1から塾通いを始めさせた理由のうち、特に多かったのがこの2つ。

  • 簡単な宿題(問題)も、できないという心配
  • 教えてもなかなか理解されず、親がイライラ

ちなみにウチの子のドリルやテストも散々で、分かってもらおうと説明を尽くすと逆に大混乱でした。親子揃って、家庭学習が辛かったです。塾に救いを求めるべきか? とも考え、ただその前に『子どもの性格』と『通わせるメリットや負担』とを天秤にかけてみました。

  • 学校と塾とで宿題増
  • もし塾に馴染めないと苦痛増
  • 友だちと遊ぶ時間が減
  • 他の習い事との調整
  • きょうだいとの時間調整
  • 教育費増

結果、我が家では『塾はムリ』に。残された道は『家庭学習』ですが、小1レベルでも、教え慣れない親には相当な忍耐がいります(日頃、時間のないワーママさんは大変です)。

そこでわたしは、まず時間の融通が利く主婦のフットワークを活かし、子どもの担任、スクールカウンセラー、教育委員会の相談員といった『教育のプロ』と繋がり、たくさんのアドバイスを頂戴しました。

おかげで子どもは塾に通わなくても「授業が全く分からない」ドツボには嵌まらず、学校を卒業しました。

小学生になると、字も計算もきちっと身につけることが重要に。園児の頃ように『ただ出来ればいい』とは違う。この差が『壁』なのかな、と子どもの勉強を見ていて感じました。

ウチの子供は算数と国語の何が苦手?を観察する

教育のプロによるアドバイスと家庭での実践をふまえ、小学1年生で学習時間の長い『算数と国語の苦手なこと』をまとめました。さて、当てはまる項目はありますか?

<算数編>

  • 指をつかって計算する
  • 10以上は「たくさん」と言う
  • 1・2・3…と10・20・30…が同じ
  • 1から順に書けるがランダムは苦手
  • 式の計算は得意だが文章問題は苦手
  • 「あわせる」「ふえる」の言葉尻に戸惑う
  • 問題にイラストがないと分からない
  • 文章問題に感想を書いてしまう

<国語編>

  • まだひらがなを全部よめない
  • 読めるのに書くのが苦手
  • 「あ・め」「は・ほ」似た字を間違える
  • 書き順、とめ・はね・はらいが苦手
  • 見本の字の写し書きが苦手
  • 字のバランスが崩れる
  • カタカナが苦手
  • 音読が棒読み

小学1年生の子供にイライラ少なく教えるために

小1の勉強そのものは簡単ですが、細かい決まりがたくさんあります。『公園に3人いて、友だちが2人来ました』の式は、3+2が○で、2+3は△(×の場合も)。文字の書き順は、硬筆や書道につながるため小1は特にきちっと教わります。

50音を我流で覚えた子、左利きの子は、もうひと頑張りです。

ついこの間まで園で『のびのび』育てられていたのが、今は一転、細かい決まりにもがく毎日。親ですから、子どものこうした背景を知れば『苦手』を見守る気持ちが自然とわいてきます。

勉強に付き合う時は、この「頑張ってるなあ」がとても大事。さあ気持ちを整えて、子どもの苦手と向き合いましょう。

子供は数字を見て、量を連想できれば分かる

指折り数える、大きい数や桁の違いが分からない、式より図やイラストを見る。これは『数字と質量』がパッと直結しくいことが挙げられます。この場合『おはじき』のような、色・形・大きさが揃った小道具が有効です(バラバラだとそこに関心が向く)。

数字の5=5個、数字の30=30個、10個そろうと位がひとつ上がる、という具合に目と手で『質量と増減』の感覚をトレーニング。

我が家は手近な『爪楊枝』で宿題をサポートしました。数字をただの記号とみなさず、数や量とリンクさせることは、先々の九九・分数・小数点などの理解にも大事な基礎となります。

子供の間違った答えが、問題を解くヒントに

文章問題だけ解けない、合わせる・増やす・加える等の表現違いに戸惑う、

『バナナが2ほん、リンゴが1こ。あわせたら?→おなかいっぱい』

と感想を書いてしまう。これは計算力以前に、国語力に着目します。

言葉の「どこが分からないのか?」を知ることが大事なので、我が家は担任と協力し、子どもには「答えが×でもよい」と伝え、自力で解かせます。そして間違えた問題を大人の目で検証し、

  • 『単語が分からない』
  • 『長文が不得意』
  • 『質問の意味が分かってない』

といった苦手の特徴をつかみます。これを担任やスクールカウンセラーに伝えて、ポイントを絞ったサポートに結びつけます。

ちなみに我が家では、文章の句点「。」に赤鉛筆で印をつけ、落ち着いてワンセンテンスずつ読み込むように練習。音読は親が聞き役に回らず手本として読み、真似させました。

また普段から子どもが「おやつ」と言ったら「おやつが、何?」と返し、文で会話するように癖づけ。国語が底力となり、算数や道徳など他の教科にも好影響が見られました。

子供の発達とともに出来てくる、と温かく見守る

字を書き写すのが苦手、書き間違いが多い、字が汚い。一見学習の課題のようですが『手先の動きや物を認識する力』が発達すると解消されると言われます。筆圧があって、とめ・はね・はらいを書ける。

国語の縦書きは、右利きだと手の下に見本が隠れて見えづらい。小1はまだ、見た字を正確に書き写す力が未熟で当たり前……なのだそう。またカタカナは授業数がそもそも短い傾向だとか。

ウチの子も苦労したので、まず文房具から見直すことに。

『4Bの鉛筆』『軽い力で消せる消しゴム』、そして『トレーシングペーパー(トレペ)』。

ドリルのお手本をトレペの上からなぞり、見やすい位置に移動させてから書き写す。なかでもカタカナ自習は、子どもの好きなキャラクターを材料に課題を作ったら、楽しく勉強していました。

まとめ

小1で授業や宿題につまずいたら、まず親が理解を示してあげたいもの。子どもを安心させ、やる気低下の歯止めになります。20分ほど集中できれば低学年は充分とも言われるので、塾へ通わせる拘束時間等ふくめ、事前にじっくり対策を考えてみては?

また『発達障害』を疑う方がいますが、もし『生活態度にも現れる』ようなら一度相談を。検査(ウィスク)は、疑わしきことあれば小3までには大概分かるそうです。

そして最後に、子どもの学習能力の不安は、親による『ハードルの上げすぎ』もあります。「1年かけて学校に馴染むくらいの、心のゆとりを持っていい」と教育のプロからアドバイスを頂きました。親が『自分と子どもを追い詰めない』ことも大事なのです。

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