眠くならないから運転するときにも安心して飲める!風邪などに効く漢方薬を集めてみました!

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一般的には、風邪には市販の風邪薬などを飲みます。けれど、眠くなる成分が入っている事が多く、特に日中困りますよね。車などを運転する人なら、なおさらです。そこで、今回は、眠くならない風邪薬、つまり漢方薬を、症状ごとに集めてみました。

ひき始めに効く漢方薬

葛根湯

葛根(カッコン):解熱、鎮痙(内臓の筋肉の動きを和らげる)作用

  • 麻黄(マオウ):鎮咳、去痰、抗炎症、発汗、解熱作用
  • 桂皮(ケイヒ);発汗、解熱、鎮痛作用
  • 芍薬(シャクヤク):収斂(縮める)、鎮痙、鎮痛作用
  • 甘草(カンゾウ):去痰、鎮咳、消化性潰瘍薬作用
  • 大棗(タイソウ):抗補体(免疫システムの補体系を構成するタンパク質)作用
  • 生姜(ショウキョウ):解熱、鎮痛、鎮咳、抗炎症作用

発汗作用があり、体の熱や腫れ、あるいは痛みを発散して治します。病気の初期で、比較的体力のある人に向いています。具体的には、カゼのひき始めでゾクゾク寒気がするとき、また、頭痛や肩こり、筋肉痛、じん麻疹などにも適応します。

麻黄湯

  • 麻黄(マオウ): 鎮咳、去痰、抗炎症、発汗、解熱作用
  • 桂皮(ケイヒ) :発汗、解熱、鎮痛作用
  • 杏仁(キョウニン):鎮咳作用
  • 甘草(カンゾウ) :去痰、鎮咳、消化性潰瘍薬作用

発汗作用があり、体の熱や腫れ、あるいは痛みを発散して治します。病気の初期で、まだ体力が十分ある人に適します。

一般的には、カゼのひき始めでゾクゾク寒気がし、発熱やふしぶしの痛み、痛頭などをともなうときに用います。また、そのような症状をともなうインフルエンザにも適します。そのほか、鼻づまり、関節リウマチ、喘息などにも用いますが、体の弱っている虚弱な人には不向きです。

銀翹散(ギンギョウサン)

  • 薄荷(ハッカ):解熱、発汗、健胃作用
  • 牛蒡子 (ゴボウシ):発汗、利尿、抗腫瘍作用
  • 淡豆鼓 (タンヨウシ):解表、除煩(イライラ改善)、発汗作用
  • 金銀花 (キンギンカ):抗菌、抗ウイルス、抗真菌、収斂、利尿作用
  • 連翹 (レンギョウ):抗菌、消炎作用
  • 淡竹葉 (タンチクヨウ):解熱、止渇(口の渇きを止める)、鎮咳、利尿作用
  • 羚羊角 (レイヨウカク):解熱、鎮痙、鎮静作用
  • 荊芥 (ケイガイ):鎮痛、抗菌作用
  • 桔梗 (キキョウ):鎮咳、去痰作用
  • 甘草 (カンゾウ):去痰、鎮咳、消化性潰瘍薬作用

銀翹散は、のどの痛み、口が渇いて水が飲みたくなるといった症状に合います。かぜの症状が出はじめた時に服用する点では葛根湯と同様ですが、寒気のあるかぜに葛根湯が効くのに対し、のどが痛いタイプに銀翹散は適しています。

銀翹散は、のどや体表の炎症を冷やしながら、かぜによるのどの痛みに効果を現します。

長引く風邪に効く漢方薬

柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)

  • 柴胡(サイコ):消炎、解熱作用
  • 桂皮(ケイヒ):発汗、解熱、鎮痛作用
  • 黄ごん(オウゴン):緩下(便通を促進する)、利尿、消炎、解熱作用
  • 半夏(ハンゲ):鎮静、鎮吐、鎮咳、去痰作用
  • 芍薬(シャクヤク):収斂、鎮痙、鎮痛作用
  • 人参(ニンジン):強精、健胃整腸、鎮吐、止瀉(下痢止め)作用
  • 甘草(カンゾウ) :去痰、鎮咳、消化性潰瘍薬作用
  • 生姜(ショウキョウ): 解熱、鎮痛、鎮咳、抗炎症作用
  • 大棗(タイソウ):抗補体、通経(月経を起こさせる)、利尿作用など

体の熱や炎症をひき、また痛みをやわらげる働きをします。少し体力が落ちている人で、みぞおちから肋骨下部が張り胸苦しさのある人に向きます。具体的には、長びくカゼで微熱や頭痛・食欲不振をともなうときに、また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胆石、肝炎など上部消化器系の病気にも適応します。 治りきらないカゼの諸症状をやわらげ、体力の回復を助けます。また、神経の高ぶりやイライラ感をしずめ、寝つきをよくます。体が弱っているときに向く処方です。

竹茹温胆湯(チクジョウンタントウ)

  • 竹茹(チクジョ):清涼、解熱、止嘔、鎮咳作用
  • 半夏(ハンゲ):鎮静、鎮吐、鎮咳、去痰作用
  • 枳実(キジツ):健胃作用
  • 麦門冬(バクモンドウ):鎮咳、止渇(口の渇きを止める)、去痰作用
  • 桔梗(キキョウ):鎮咳、去痰作用
  • 陳皮(チンピ):芳香・苦味健胃・鎮咳作用
  • 柴胡(サイコ):消炎、解熱作用
  • 黄連(オウレン):健胃、抗菌、鎮痙、利胆(胆汁の分泌・排出を促進)作用
  • 人参(ニンジン):強精、健胃整腸、鎮吐、止瀉(下痢止め)作用
  • 香附子(コウブシ):利胆、鎮痛作用
  • 茯苓(ブクリョウ):利尿、健胃作用など
  • 生姜(ショウキョウ):解熱、鎮痛、鎮咳、抗炎症作用
  • 甘草(カンゾウ):去痰、鎮咳、消化性潰瘍薬作用

長びく症状により、消化器の働きが衰え、消化・吸収がうまくいかなくなり、排出しきれない余分な水分が肺の働きを邪魔することで、せきやたんが多いなどの症状が生じている時に用います。消化器の働きを助けると共に余分な水分をとることで、症状を改善していきます。

喉の痛みに効く漢方薬

甘草湯(カンゾウトウ)

甘草(カンゾウ):去痰、鎮咳、消化性潰瘍薬作用

痛みを緩和する働きがあるので、のどの痛み、激しい咳き込み、胃痛などに適応します。体質にはそれほどこだわらず、各種の痛みに広く用いることができます。

鼻水に効く漢方薬

小青竜湯(ショウセイリュウトウ)

麻黄(マオウ):鎮咳、去痰、抗炎症、発汗、解熱作用

  • 桂皮(ケイヒ):発汗、解熱、鎮痛作用
  • 芍薬(シャクヤク):収斂、鎮痙、鎮痛作用
  • 半夏(ハンゲ):鎮静、鎮吐、鎮咳、去痰作用
  • 五味子(ゴミシ):抗潰瘍、鎮痛
  • 細辛(サイシン):鎮咳、去痰、解熱、鎮痛作用
  • 乾姜(カンキョウ): 解熱、鎮痛、鎮咳、抗炎症作用
  • 甘草(カンゾウ):去痰、鎮咳、消化性潰瘍薬作用

発汗作用があり、体の熱や腫れ、あるいは痛みを発散させます。また、水分バランスを調整する働きもあります。西洋医学的には、気管支拡張作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用などが認められています。

具体的には、鼻カゼ、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、気管支喘息、花粉症などに用います。とくに、カゼのひき始めなどでゾクゾク寒気がし、クシャミや水っぽい鼻水がたくさんでて困るときに適します。体力が中くらいの人に向く処方です。

咳に効く漢方薬

麦門冬湯(バクモントウトウ)

  • 麦門冬(バクモンドウ) 鎮咳、止渇、去痰作用
  • 半夏(ハンゲ) 鎮静、鎮吐、鎮咳、去痰作用
  • 人参(ニンジン):強精、健胃整腸、鎮吐、止瀉作用
  • 粳米(コウベイ):補気、健脾作用
  • 大棗(タイソウ):抗補体、通経、利尿作用など
  • 甘草(カンゾウ):去痰、鎮咳、消化性潰瘍薬作用

のどを潤し、咳をしずめる作用があります。痰の少ない乾咳、もしくは切れにくい粘稠な痰をともなう咳、あるいは、のどや口が乾燥しイガイガ感のあるときに用います。ふだん、のぼせ気味で、咳き込んで顔が赤くなることも使用目安です。

まとめ

以上、ひき始め・長引く風邪・喉の痛み・鼻水・咳に効く漢方薬を集めてみました。ここに書いてある以外にも、病み上がりには補中益気湯などがおすすめです。ただ、眠くなる成分は含まなくとも、風邪そのものから由来する眠気やだるさはどうにもならないので、そういう時はおとなしく家で休養を取りましょう。

※主要参考文献:生薬単(ショウヤクタン)―語源から覚える植物学・生薬学名単語集

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