口の渇きは病気のサイン!?ドライマウスが教えてくれる危険な病気と改善方法

冬は空気が乾燥するため、口の中乾きやすくなります。しかし、あまりにも乾きすぎていると感じた時は、単なる乾燥ではなく、ドライマウスになっているのかもしれません。口の中がカサカサになって粘膜が張り付き、酷くなると痛みさえ伴う厄介な症状です。ドライマウスは、様々な病気を知らせてくれるサインでもあります。「口が乾いているだけ」と放置していると、重大な疾患を見逃して、悪化させてしまう危険もあります。ドライマウスを引き起こす病気の症状と、その対策をご紹介します。

ドライマウスになる原因

ドライマウスは、その名前の通り、口の中が乾燥する症状を指します。口腔乾燥症とも呼びます。唾液の分泌量が減って、口内が乾きやすくなっている状態です。患者は年々、増加傾向にあり、今では十人に一人がドライマウスであるという統計結果もあります。

単純に脱水症状によって口が乾いているだけの場合もありますが、水分補給をしても症状が改善されない、舌や口の皮が張り付いて痛いなど、極度に乾燥している場合にはドライマウスを疑ってください。

唾液の量が少なくなる原因は、ストレスによる自律神経の乱れ、喫煙や飲酒、食べ物をよく噛んで食べない、などが挙げられます。生活習慣の乱れによる要因が多くを占めることから、ドライマウスは現代病の一種とされています。

さらに、加齢によっても唾液の分泌量は年々減少します。特に女性は更年期障害になった際、女性ホルモンのバランスが崩れることによってドライマウスを引き起こす危険が増えます。
また、合っていない入れ歯を付けることによってうまく食べ物が噛めず、唾液の分泌を阻害するケースも考えられます。

薬の副作用も原因の一つとされています。抗うつ剤や睡眠薬、花粉症やアレルギー症状を抑える薬などには、唾液の分泌を抑制する成分が含まれているものがあり、服用することでドライマウスを引き起こします。

ドライマウスと関係の深い病気

ドライマウスになってしまった時に、原因がただの乾燥だけではないと感じた時には、以下の病気や症状を疑ってみてください。

糖尿病

糖尿病は、血糖値のコントロールが正常にできなくなる病気です。余分な糖を排泄するために、尿として出て行く水分量が増加します。その結果、脱水症状に陥りやすく、口の渇きを感じやすくなります。

シェーグレン症候群

膠原(こうげん)病と呼ばれる病気の一種で、体の免疫機能が低下して異常を起こす病気です。

症状が現れると、目や鼻や口、皮膚などの粘膜が減り、乾燥状態に陥ります。口だけでなく、全身に乾燥の症状が見られる場合には、この病気の可能性を疑いましょう。女性が比較的多く発症しやすく、40歳以上の発病率が高いとされています。

歯周病、虫歯

唾液の分泌量が減ると、口の中に細菌が増殖しやすい環境になります。そのため、歯周病や虫歯になりやすくなり、口臭の原因にもなってしまいます。

風邪、鼻炎

鼻風邪や花粉症によって鼻水が詰まり、鼻炎を引き起こすと、鼻から呼吸をするのが難しくなります。すると口で呼吸をしなくてはならなくなるため、口内が乾燥してしまいます。口の中に乾燥した空気が直接入り込むことで唾液の分泌量も減り、口がカラカラになります。

いびき、睡眠時無呼吸症候群

顎の筋肉が弱ることで、寝ている間に口が開きっぱなしになり、無意識に口呼吸をしてしまうことで口内が乾燥し、ドライマウスになることがあります。

睡眠時の口呼吸は乾燥だけではなく、大きないびきの原因にもなります。また、筋肉が衰えた舌で気道を塞ぐことによって呼吸が止まってしまう、睡眠時無呼吸症候群に陥ってしまう危険もあるため、要注意です。

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改善方法

ドライマウスを改善するには、日常生活を改善して唾液の分泌量を正常に戻すことが大切です。弾力や硬さのある食べ物を積極的に食べて顎を動かすことで、唾液の分泌を促します。顎や舌の筋肉が鍛えられれば、自然と口も閉じやすくなり、寝ている間の口乾燥も抑えられます。

日常的に鼻呼吸を行う習慣を身につけることでも、口から空気を取り込む回数が減って、乾燥から口内を守れます。お酒や煙草は回数を減らし、代わりに飴やガムなどを口に入れることで唾液の分泌を増やせます。レモンや梅干しなど、酸味の強い食べ物を口に入れると、唾液が多く出てきます。

特に乾燥する冬場には、室内の湿度を保ち、定期的に水分補給を行って脱水症状にならないようにしましょう。保湿成分が含まれたマスクや、マウススプレーなども販売されているため、症状が酷いときには試してみるのもおすすめです。

薬や病気によって引き起こされているドライマウスの場合は、生活習慣の改善だけでは治療が難しいです。そんな場合には、病院で検査を受けて原因となる病気の治療を行うことが大切です。

最後に

口の中が乾いている状態は、とても気持ち悪く、気持ちも沈んでしまいます。食事や会話も楽しくできなくなると、困りますね。心身の健康を保つためにも、口内ケアを万全にして日常を過ごしたいものです。

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