古い四季報は捨てるなかれ!株主の移動を見て株価を予測

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株価の安定度を予測する時は、四季報株主欄を見ると良いと、前回こちらの記事で説明しました。

今回も株主欄の見方の説明です。会社四季報の購読者の中でも株主欄を注意してみる人は少ないようです。その上、多くの人は新しい会社四季報が出たら、古い会社四季報を処分するのではないでしょうか。それでは、株主の移動などを見つけることは難しいです。会社四季報、あるいは会社情報などは少なくとも数期分は手元に残したいものです。

保険会社の持ち株比率が高くなっている株は成長株

保険会社が大株主になっている銘柄は株価が安定して成長することは前回に説明しました。しかし、日本の法律では保険会社の持ち株比率は5%を超えることはできないのです。そのために多くの保険会社では、余裕資金の運用先を絶えず探しています。彼らが一番先に調査するのは、他の保険会社が大株主になっている銘柄です。その会社を調査して、株を買っも大丈夫と判断したら、こつこつと株を買い集めます。そんなわけで、一つの会社の大株主に幾つかの保険会社の名前が並ぶことになります。
一般投資家として、そのような銘柄を無視するわけにはいきません。リスクを少なくして利益を得るには保険会社の真似をするのが一番です。というわけで、保険会社の持ち株比率が高くなりつつある会社の株を運用するのです。

保険会社の持ち株比率が低くなる会社は危ない

もちろん、その逆もいえます。ある銘柄の株主欄から、保険会社の持ち株比率が少しずつ少なくなっているような銘柄の株は危険です。極端な場合、株主欄から、保険会社の名前が、1社また1社と消えていったら、その企業の将来性は少なくなったと考えてよいでしょう。それ以前に、安定した利益を得られる可能性が少なくなったと考えて間違いないでしょう。このように大株主の移動から、会社の成長の度合いがわかります。

企業は株の持合をしている場合が多い

企業は株の持合をしている場合が多い、これはよく知られた事実です。もちろん、お互いの経営の安定化のために株の持合をしている場合もあります。また、相手企業に影響を与えたいために株の持合をしている場合もあります。
日本は資本主義の国ですが、大会社の株を多量に所有している個人の大株主はまずいません。大抵は企業がトップの大株主になっています。そんなわけで三菱系の企業は三菱系の銀行、保険会社を始め、多くの三菱系の企業が大株主になっています。また、三井系の企業は三井系の銀行、保険会社など三井系の企業が大株主になっています。
このような場合、三菱系の化学会社の株が上がれば、同じ企業グループの三菱系の商社の株があがることがあります。つまり、同じ企業グループで連れ高が起こるのです。反対に三菱系の銀行の株が下がれば、まったく関係がないと見られている三菱系の化学会社の株がつられて下がることがあります。つまり、業種が変わっても、同じ企業グループで連れ安が起こるのです。

同じ銀行、保険会社が大株主の場合、連れ安、連れ高が起こりやすい

投資家としては、連れ高は歓迎しますが、連れ安はあまり歓迎したくありません。しかし、この現象が起こる場合は仕方がないのです。そのため、例えば、化学会社の株に手を出している場合、大株主の銀行や保険会社などが同じ会社かどうかをチェックしておく必要があります。例えばA化学会社とB化学会社の大株主に、同じ三菱系の銀行の名前が載っていたら、A化学会社の株が上がった場合、すこし遅れてB化学会社の株が上がる可能性が大きいのです。
このように連れ高を利用したり、連れ安を避けるためにも大株主のチェックは必要です。

この記事を書いた人

r.nakanisi
r.nakanisi
現在、私自身はブログ「株と仲間」を運営中、著作は4冊、塾、家庭教師活用法(大阪教育センター)、株 確実に5割儲かる私の投資法、株、チャートで100万円が6年で1億円、株、儲かる投資法、危ない投資法,ムダな投資法(以上、エール出版)、株式投資のはなし、季節銘柄で儲けよう、その他、電子書籍多数(アマゾンキンドル)など。
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