フルーツとスパイスで簡単に作れる芳香剤!フルーツポマンダー作りに挑戦してみよう!

スポンサーリンク
728×90

ポマンダーとは、中世のヨーロッパで、貴族たちが魔除けとして持ち歩いていたと言われる、香り玉のこと。いわば芳香剤ですね。金や銅でできた器に、スパイスやハーブなどを詰めて使われ、ジャコウジカやジャコウネコ、クジラなどからとった香料が使われることもあったそうです。

当時は、「病気は臭気が運ぶもので、良い香りで空気を清浄にすれば予防できる」というのが一般的な考え方だったことから、ポマンダーは、当時大流行し恐れられていた疫病などからも守ってくれると信じられていたそうです。

そしてその習慣が後に、金や銅など手に入れられない庶民にまで広がっていく際、手に入りやすい物で作られた代用品が、果物を使ったフルーツポマンダー。今でも虫よけや御守りとして、大切な人に贈られたり、クリスマスの飾りとして使われたりするそうです。

ポマンダーは簡単に手作りできるのです。今日はその作り方をお伝えします!

フルーツポマンダーを手作りしよう!

フルーツポマンダーは主に、オレンジ、レモンなどの柑橘類に、クローブというスパイスを挿し、シナモンなどのパウダースパイスを全体にまぶして、乾燥させて作ります。

クローブには、殺菌・抗菌・抗真菌作用があると言われており、その作用を利用することで、瑞々しい果物を、腐らせることなく乾燥させることができ、また、香りを長持ちさせることができるということのようです。

作業始めからとりあえずの完成まで、大体2週間から1か月が目安です。その後もクリスマスツリーに飾ったり、風通しの良い場所に吊るすなどしながら、ゆっくりと乾燥させ続けることで、香りも熟成され変化していくそうです。

使う材料の種類や大きさ、また気温や湿度にもよると思いますが、上手くすれば何年も日持ちさせることができ、人によっては5年10年といった年代物をお持ちだとか。

私自身は、ほぼ毎年新たに作り直し、キッチンや玄関先に吊るしています。ゴキブリを忌避するとも言われていますが、あまり過度な期待はせず、専ら香りを楽しんでいます。

フルーツポマンダーの作り方

作り方は簡単です。

用意するもの

土台となる果物

前述の通り、基本的にはオレンジやレモン、みかんなどの柑橘類が使われます。個人的な印象としてザックリ言うなら、レモンで作るとスッキリと爽やかな香り、オレンジで作ると甘くて華やかな香りという感じでしょうか。

品種によっても色々違いはあるでしょうが、特別高価なものを用意する必要はありません。手に入りやすいもので充分です。皮があまりブカブカしていないものの方が成功しやすいという話もあるので、その点を意識して選ぶといいかもしれません。

柑橘類以外(例えばリンゴなど)でもできるそうですが、私自身はまだ試したことがなく、いずれ挑戦してみたいところです。

クローブ

丁子(ちょうじ)とも呼ばれるスパイスの一種で、鋭い香りが特徴です。パウダー状ではなく、ホウル状のものを用意してください。てっぺんに丸くぷっくりした蕾の部分が残っているものだけを使うので、取れてしまっているものを予め除けておくと、作業が捗りますよ。

爪楊枝か竹串

クローブを果物に挿していく時に使います。

ポマンダーミックス

複数のスパイスパウダーを混ぜたもの。市販のポマンダーミックスを使えば、より複雑な香りが楽しめますが、もちろんご自身でブレンドしても構いません。その場合は1週間ほど前にブレンドして寝かせておくことで、香りが熟成され、よりなじむそうです。なければシナモンパウダー単体でもOK。

紙袋

手近になければ、セロテープなどを使ってペーパータオルを袋状にしたもので代用しても大丈夫。

マスキングテープ(セロテープでも)
リボン 

できあがったフルーツポマンダーを吊るすために使います。

下準備

土台の果物の、後でリボンをかけることになる位置に、マスキングテープを貼ります。そして貼った位置にはクローブを挿しません。

テープの貼り方のオーソドックスな方法としては、まず天辺からぐるっとお尻を通る形で一周巻き、次に、同じ点から直角に出発してもう一度ぐるっとお尻を通って一周巻きます。ちょうど天辺とお尻の部分でテープが十字に交わるような貼り方になります。

リボンの幅や果物の大きさによって安定感も変わってくるので、場合によっては、上から見た時『*』の形にリボンがかかるように作るのもアリです。ただし、クローブが刺さっていない部分が多いと、その分腐りやすくなったり、完成までに時間がかかったりするかもしれません。

吊るさずに竹籠などに入れて飾る場合は、この下準備は必要ありません。

作り方

  1. 土台の果物にクローブを挿していきます。この時、先端のプックリした蕾部分がつぶれないよう気を付けて下さい。果物の表皮は意外と固いので、クローブを挿しやすくするため、先に爪楊枝などで一度軽く穴を開けるといいですよ。

  2. 中から出てくる果汁でベトベトになってきますが、怯まずにどんどん挿していきましょう。乾燥していくにつれて縮んでくるので、クローブとクローブの間は5mmくらい空けます。

  3. クローブを挿し終えたら、マスキングテープをはがし、ポマンダーミックスのパウダーを惜しみなくまぶします。

  4. 紙袋に入れて、風通しの良い日蔭に吊るし、2週間から1か月間ほど乾燥させます。
  5. 紙袋から出し、リボンをかけて出来あがり。

失敗しないコツ

失敗しないコツとしては、ポマンダーミックスは多めにしっかりとまぶすこと。後から出てきた果汁で部分的に湿った箇所があれば、パウダーを足したり、紙袋ごと揺らすなどして、細部まで万遍なく行き渡らせるようにすることです。

また、同時に複数個作る場合は、別々の袋で乾かした方が無難です。というのも、全部一緒にしてしまうと、どうしても風通しが悪くなる箇所ができたり、それぞれがぶつかったり絡んだりすることで、クローブが抜けてしまったり、蕾の部分がつぶれてしまうことがあるからです。

出来あがった後も、なるべく風通しの良いところで使うのがベターです。時期としては、空気の乾燥している秋から冬が、ポマンダー作りに最も適していると言われています。

小振りなものを使えば、もっと手軽に作れる!

いきなり大きなオレンジを使って作るのはちょっとハードルが高いという人は、金柑やスダチなど、小振りのものでとりあえず試してみるのもいいかもしれません。

スダチとカボスなら、個人的な経験ではカボスの方が香りがフルーツポマンダーに向いているような印象ですが、人によって好みや意見は分かれるところでしょう。とはいえ、どちらも魚料理や鍋料理の時に袋入りで買ったものが余った際など、サイズ的には手ごろで気軽に試しやすいと思います。

その場合は、直径3cmで重さ20gくらいのスダチに対して、クローブも5gほど(大体50粒くらい)で充分かな?という感じなので、スーパーのスパイス売り場で売られている2~300円くらいの小瓶のもので充分事足りると思います。

ただし、ホウルタイプのものであることを確認してくださいね。シナモンパウダーも小瓶入りで充分でしょう。

最後に

いかがでしたか。ポマンダーと病気予防の関連性という意味では、実際のところ、当時どれぐらい効果があったのかまでは分かりませんが、スパイスやハーブの中には、抗菌や抗真菌作用、免疫力を強化する作用が少なからず期待できるものも多くあることや、衛生面を含む当時の生活環境から考えると、極めて実用的な頼みの綱だったのかもしれません。

寒くなってくると気分は鬱々としがちですが、フルーツポマンダー作りは、作業を始めた途端、果皮のオイル成分や果汁、スパイスが混じり合った、甘くゴージャスな香りが突然弾け出し、あっという間に部屋中に広がっていきます。

なんとはなしに、心がウキウキと弾まずにいられないような気分にしてくれますよ。

『病は気から』的発想からすると、多少なりとも病気予防に貢献してくれているのかも?なんて思えてきますね。手軽に作れるフルーツポマンダー、皆さんもぜひ試してみてください。

この記事を書いた人

Sara
Sara
みんなのブログで生活をしていく上でのノウハウや節約術などのお役立ち情報を提供しております。毎日ブログを更新していますので、見に来てくださいね。
スポンサーリンク
336×280
336×280

最新記事の更新はこちら