そろそろ始める夏の節電対策。涼しくて見て楽しい食べても美味しい♪グリーンカーテンにおすすめの植物

今や暑さ対策の定番とも言えるようになってきたものといえば、『グリーンカーテン』ですよね。節電対策としての効果だけでなく、見て楽しい、食べて美味しいなど楽しみ方も様々。朝顔やヘチマなど、基本的に蔓性の植物ならなんでもグリーンカーテンにできるわけですが、「折角なら見ても食べても楽しめて、しかもあんまり手間をかけなくても良く育つ丈夫なものを育てたい」という人が年々増えているようです。種からでも苗からでも、時季的にはそろそろ準備の始め時です。今回は、グリーンカーテンにおすすめの植物をご紹介します。

食べられるグリーンカーテン

近年注目される『食べられるグリーンカーテン』ですが、キュウリゴーヤなど、夏野菜として食卓でも馴染み深いものは、特に人気が高いようです。

実際、育てる株数や条件の整い方にもよりますが、上手く育てれば毎日それなりの量が収穫できるため、その日のおかずに使うほか、漬物などに加工してストックしておくと、突然のゲリラ豪雨で買い物に出るのを躊躇ってしまうような時でも、少し心に余裕が持てますよね。

定番のキュウリやゴーヤ以外にも、いんげんや小玉スイカパッションフルーツなど、食べられるグリーンカーテンとして仕立てることが出来ます。小玉スイカやパッションフルーツが自宅のベランダの日除けから収穫できるなんて、ちょっと驚きですよね。

ただ、キュウリやインゲンなどと較べて、実を完熟させてから収穫するものの場合、どうしても収穫までの日数はかかってしまうため、トータルで収穫できる実の数は、かなり少なめになります。そういう意味では、黄色く熟す前のまだ緑色の未熟な実を食べるゴーヤをはじめ、若い鞘を食べる豆類などは、開花から収穫までの日数も短く、個数を絞ってじっくり育てる必要もないため、次々に収穫できるのが魅力と言えるでしょう。

最近は、グリーンカーテン専用に、あえて実をならさない品種のゴーヤもあるので、選ぶ際にはよく確認してくださいね。

収穫時期の目安

収穫時期の目安は、

  • 小玉スイカは開花後30~40日
  • パッションフルーツは約2ヶ月
  • いんげんは開花から10~15日、大体12~3cmくらいの大きさ
  • キュウリは開花から10日、大体20cmくらいの大きさ
  • ゴーヤは開花から15~20日ごろ、まだきれいな緑色のうちに収穫

といった感じになります。いんげん、キュウリ、ゴーヤなどはむしろ、実を取り遅れると株が疲れてしまったり、実が固くなったり、中身がスカスカになってしまったりするため、あまり欲張らず、適切な大きさで早めに収穫することが肝心です。

じっくり育てたい人には小玉スイカやパッションフルーツがおすすめ

小玉スイカの場合

小玉スイカは、あらかじめ個数を絞って栽培するのが基本になります。後から出てきた花芽はすべて取り除き、残した実に甘味を凝縮させるわけですね。小玉とはいえ、じっくり手間隙かけて育て上げた自作スイカを収穫する瞬間は、かなり感動モノだとか。

少々難アリだったり甘味が足りなくても、漬物にするなどしてなんとか無駄なく食べきりたくなるほど、愛おしさが込み上げてくるものだそうです。

小玉スイカだと、1株あたり3~4個くらいが目安と言われていますが、少ないと捉えるか充分と捉えるかは、人によるでしょう。

カーテンに仕立てる際には、重さで落ちないよう、実を一つずつネットで吊るすなど、独特の作業が必要になりますが、「来年も絶対作りたい!」とハマる人は多いようです。

パッションフルーツの場合

パッションフルーツは、開花・受粉後から、自然に落果するまで完熟させてからの収穫になります。その間、約2ヶ月もかかるのだとか。

また、気候・気象条件次第では、未熟なまま落果してしまうことも多く、本来の目安としては、1株あたり20個くらい収穫できるはずのところ、結果的にほんの数個しか完熟まで残らなかったというケースも多いようです。

とはいえ、未熟なままでも色づき始めてから落ちたものなら、室温に置くことで、ある程度は追熟させることができ、自然に落果したものも、追熟でさらに甘味が増すそうで、そのまま冷凍保存も可能だとか。 上手くいけば多収穫も望めるそうなので、挑戦し甲斐はあるでしょう。

南国の植物であるパッションフルーツは、基本的には寒さに弱く、本来多年草であるところを、日本の気候下では、一年草として扱われるほどだそうですが、品種によっては、耐寒性があるものもあり、温度管理など色々注意点はあるものの、越冬に成功するケースも多々あるようです。

また、品種によって、その1本だけで実がなるものもあれば、別の品種を一緒に植えないと実がならないものもあるので、苗を買う際には注意が必要です。

小玉スイカもパッションフルーツも、朝8~9時ごろに人工授粉をする必要があり、手間がかかると言えばかかりますが、じっくり育てる楽しみを味わうにはうってつけと言えるかもしれません。

ガッツリ収穫したい人には、『シカクマメ』がおすすめ

シカクマメってどんなの?

脇にヒラヒラとひだのようなフリルっぽいものの付いた、一言では何とも説明しづらい独特の形状をした野菜、シカクマメ。

ベトナム、マレーシア、タイなど、東南アジアの国々ではよく使われているそうなので、エスニック料理に詳しい人はご存知かもしれませんね。切り口が四角く見えるというのが名前の由来だそうですが、地方によって呼び名が違い、沖縄では『うりずん豆』という名でも知られているとか。

地域の気候や条件にもよるかと思いますが、私自身の経験では、収穫量はなかなかのもので、ガッツリ収穫したい人にはおすすめの野菜です。

中の豆を取り出して食べてもいいですが、スナップエンドウなどのように、若い鞘を丸ごと食べる、という食べ方が一般的です。味は淡白で癖がなく、シャクシャクと小気味良い食感で、とても食べやすい部類に入ると思います。

そのまま炒め物や煮物にしてもいいですし、さっと茹でて、マヨネーズや塩を振ってシンプルに食べるのも、食感が活かされて美味しいですよ。

茹でて刻んだものをサラダや酢の物に混ぜれば、キュウリとはまた別の風味で、軽快な歯触りがプラスされます。個人的には、天ぷらが一番おすすめ。以前ご近所さんにお裾分けをしたら、すっかり気に入ったとのことで、翌年、早速グリーンカーテンに採用されたほどです。

シカクマメの育て方・保存の仕方

シカクマメは開花から15~20日後、約15cmくらいで収穫できます。「比較的病害虫に強い」とよく謳われているのですが、私自身の経験でも、そういう印象が強いです

。他の野菜の世話にテンテコ舞いになるような時期でも、力強くマイペースに育ってくれる、しかも収穫最盛期には毎日食卓にボリュームを与えてくれる、頼もしい印象です。

気温が上がりすぎると、花の段階で落ちてしまうこともありますが、気温が落ち着けばまた何事もなかったかのように実を結び始めます。

収穫期後半になり、少し株の勢いが衰えてくると、ウリハムシなどの害虫が寄ってきやすくなりますが、基本的には水やりを怠らず、適度に肥料をやり、時々蔓を誘因するという一連の作業の連続で充分です。

収穫後は、そのままでは日持ちし辛く、冷蔵保存でも低温障害で傷みやすくなるので、熱湯で1~2分硬めに茹でてからの冷凍保存がおすすめです。炒め物や汁物など、凍ったまま調理できるので便利ですよ。茹でたあと、あらかじめ切り分けてから冷凍という手もあります。

ちなみに、シカクマメには、花や根っこ、若い茎も食べられるという特徴もあります。ただし、花を食べてしまっては実がなりませんし、根っこは花芽を摘み取らないと太らないので、鞘の収穫を優先する場合はあまり望めないでしょう。茎に関しては、若くて柔らかい部分が食用となります。

カーテンに仕立てるための摘心や整枝、間引きなどを行う際に試すといいでしょう。

最後に

いかがでしたか?最近では自治体が、グリーンカーテン実践の後押しのため、希望者にゴーヤの苗を無料で配る地域も増えているので、興味がある人は、お住まいの地域でそういったサービスが実施されるのか、時々チェックしておくといいですよ。

植え付けの時期は大体5月から6月ごろなので、そろそろ案内が出始めるかもしれません。配布当日に並ぶだけでOKなイベントもあれば、応募用紙への記入など、事前の準備が必要な場合もあるので、その点も要チェックです。

定番の植物でも、変わり種のものでも、育てる楽しさがついてくる節電対策、グリーンカーテン。仕立てる植物に野菜や果物を選べば、食べる楽しみまでついてきます。まだ未経験の人は、ぜひ今年の夏、気になる植物で始めてみませんか。

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