北米だけでも年間100人以上の死者。危険な毒を持つ蟻「ヒアリ」の正体

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最近よくニュースなどで耳にすることが多い「ヒアリ」。アリの一種で危険な毒を持っているというのはテレビなどの情報で分かりますが、実際にヒアリに刺されるとどのような症状があらわれるのでしょう。また、もしヒアリを目撃したり刺されたりした場合の対処法はどうすればよいのでしょう。実際のヒアリの対処法を知って、万一に備えておくと安心ですね。それでは、今回はヒアリという生物についてご紹介します。

ヒアリとはどんな生き物?

もともとヒアリは南米中部原産でしたが、アメリカ南部への侵入が確認できて以降、オーストラリアやニュージーランド、中国、台湾などでもヒアリが確認できているそうです。

そして、2017年6月には兵庫県、愛知県、大阪府の港でもヒアリが確認され、さらに7月には新たに東京都の大井ふ頭で確認されています。

ヒアリの特徴は、赤茶色の身体に腹部が黒色をしており、体長は2.5~6㎜ほどです。お尻に毒針を持ち、非常に攻撃的な性格と言われています。

ヒアリの巣はドーム状のアリ塚で、大きいもので直径60cm、高さ50cmものアリ塚を作り、公園や農耕地といった開けた場所で見られることが多いです。

繁殖力が強く、1日で平均してなんと最大2000~3000もの卵を毎日生み続け、女王アリが産卵する期間は平均して7年間と言われています。この数字を見るだけで、繁殖力の強さを感じますよね。

ヒアリの毒とは

ヒアリが恐れられているのは、強力な毒を持っているからです。ヒアリの毒素は、アルカロイド系の毒でソレノプシンというものが毒の主成分となっています。この毒に刺されると、非常に激しい痛みが伴い水疱状に腫れが生じます。

さらにヒアリの毒には様々なたんぱく質が含まれており、蜂の毒に共通する成分も含まれています。このたんぱく質によりアレルギー症状となった場合、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性があります。

このため、蜂のアレルギーがある人がヒアリに刺されてしまうと、アレルギー反応を起こす可能性が高いため、十分な注意が必要なのです。

北米だけでもヒアリに刺されアレルギー反応を起こし、年間100人以上の死者がでていることも報告されています。

ヒアリに刺されたときの症状

ヒアリに刺された場合、どのような症状があらわれるのでしょう。ヒアリの毒に反応するかどうかは人それぞれ異なるため、ヒアリに刺されたときは体調の変化などをしっかり観察するようにしましょう。

ヒアリに刺されると、刺された瞬間には激しい痛みが走ったり熱いと感じたりすることが多く、徐々に刺された部分にかゆみや痛みの症状があらわれます。

半日もすると虫刺されの膿が出るのですが、症状が強い場合は刺されたところが腫れあがり、全身にかゆみを伴う蕁麻疹が出てきます。

症状が重症化すると、蕁麻疹だけでなく

  • 動機
  • 息切れ
  • 呼吸困難
  • 意識障害

といったアナフィラキシーショックが疑われる症状があらわれることもあります。

ヒアリに刺されたときの対処法

もし、ヒアリに刺されてしまった場合は、20~30分程度安静にして、体調に変化がないかどうか観察しましょう。症状が悪化せず虫刺されだけの状態であれば、ゆっくり病院へ行って症状を診てもらいましょう。

万一症状が悪化した場合は、救急受け入れのある近い病院へ行くようにしましょう。その際、「アリに刺されたこと」や「アナフィラキシーショックの疑いがあること」を病院に告げて治療を受けましょう。

アナフィラキシーショックの場合、輸血や気道確保などの処置が必要とされ、早急な対処が必要となるため、早めの判断が大切となります。

ヒアリの駆除方法

1:殺虫剤などを散布する

ヒアリは殺虫剤で駆除できますが、アリ塚は上手く液剤を浸透させなければヒアリを駆除できない可能性があります。使用には十分注意して行いましょう。

2:熱湯をかける

ヒアリは熱湯をかけることで死滅できますが、アリ塚の奥深くにいるヒアリまで駆除することは難しいでしょう。

3:毒餌を利用する

市販されている顆粒やゼリー状の毒餌を利用して、ヒアリがアリ塚に持ち帰ると時間はかかりますがアリ塚の中のヒアリまで駆除することができるでしょう。

ヒアリに刺されないための予防策

ヒアリは公園や農耕地などの少し開けた場所に巣を作るため、農作業や家庭菜園、庭の手入れなどの作業でも被害を受ける可能性があります。また、外に置きっぱなしにしてあるサンダルを履くときにも被害に遭いやすいようです。

そのため、ヒアリに刺されないための予防策として、次のことに注意しましょう。

  1. 外で作業するときは、プラスチック製の手袋を装着し、肌の露出を控える
  2. アリが身体を上ってこないように、ベビーパウダーを靴や服に振りかけておく
  3. 外にサンダルなどを置きっぱなしにしない

最後に

いかがでしたか?ヒアリは、馴染みがなく自分には関係ないと思ってしまいそうですが、実際に日本にいることが確認されている時点で、十分気を付けなければいけない生物なのです。もし、ヒアリを見つけたら触らずに地元の自治体に報告してくださいね。

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