女性ホルモンの低下が原因!?コレステロール値の高い40歳以上の女性は内科よりも婦人科へ

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成人病の原因として目の敵にされるコレステロール。健康診断で高めと要再検査を促されて内科を受診、「脂質異常症」として投薬がはじまることもあります。しかし、40歳以降の女性は、単に「女性ホルモン」の低下による可能性があります。

コレステロールとは

健康診断などで目にするものには大きく分けて、

  • 総コレステロール
  • LDL
  • HDL

の3種類。

「悪玉コレステロール」と呼ばれるLDLが血液中に増えすぎると血管内にたまって動脈硬化を促します。

HDL「善玉コレステロール」は過剰になったLDLを回収して肝臓に運ぶ働きがあり、総コレステロールはLDLとHDLの両方を含むので、「悪玉コレステロールの数値が高い」ことと、「善玉コレステロールの数値が低い」ことに注意が必要となります。

動脈硬化と脂質異常症について

動脈硬化とは、血中に増えすぎた悪玉コレステロールはかたまりを形成して大きくなるにつれて、血液が流れにくくなることです。動脈硬化が進むと、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こすリスクが高まります。

LDL「140/dl」以上、もしくはHDL「40mg/dl」以下、もしくは中性脂肪の数値が「150mg/dl」以上の場合は、「脂質異常症」と診断されます。食事と適度な運動習慣の生活習慣の見直しを行っても改善しない場合は、スタチンをはじめとする薬物療法が行われます。

女性ホルモン減少に要注意!女性の悪玉コレステロールについて

女性ホルモンのエストロゲンには、血中の悪玉コレステロールを肝臓に取り込む受容体を増やす働きがあります。だから、女性は男性に比べて女性の悪玉コレステロールが増えにくいのです。

でも、40歳以降エストロゲンの分泌低下とともにこの受容体も減少するので、血中の悪玉コレステロールが回収されにくくなり数値が上昇します。

もちろん個人差はありますが、更年期以降、とくに閉経後に悪玉コレステロールの数値が高くなるのは、女性ホルモン減少が大きな理由の一つです。

女性ホルモンが低下したら、婦人科で悪玉コレステロール治療

悪玉コレステロールの高い女性が内科へ受診しても、女性ホルモンの減少によるものと指摘されることは、残念ながらまずありません。更年期外来など更年期に詳しい婦人科を受診すると、その指摘と検査が受けられます。

女性ホルモンの明らかな低下があった場合は、HRT(ホルモン補充療法)があります。もともと女性に体内にある女性ホルモンを使った治療法として安全性と有効性が示され、健康保険が適用されています。

但し、

  • 乳がん
  • 子宮がん
  • 血栓症の治療薬を処方されている人
  • 脳卒中・心筋梗塞を起こしたことのある人

には、リスクが高いため行えません。

最後に

HRTの期待される効果は、

  • ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり、多汗)
  • 寝汗
  • 睡眠障害
  • 関節痛

などを和らげ、疲労感や抑うつ気分改善など更年期全般症状に及ぶほか、骨密度増加や認知症リスクを抑えるなど「健やかな老後」も導くというおまけつき!

40歳以降の女性の皆さん、コレステロールが高くなった際には、更年期に詳しい婦人科の受診も選択肢にくわえてみてくださいね。

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