顔や背中の止まらない汗は病気の可能性も!?多汗症の原因と対策について

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暑い夏は、とにかく汗をかく頻度が多くなります。顔や背中からの汗がとまならない方もいらっしゃるとおもいます。そのような中でも、短時間に大量の汗をかいてしまう症状は多汗症と呼ばれ、認識されているだけでも日本人の4割以上が、この症状に悩まされているのです。汗は体の体温調節をするために欠かせないものですが、あまりに多い汗は、日常生活や健康に支障を来したり、大きな病気と密接に関係している危険もあります。今回は多汗症になる原因や、なってしまった際に生じる問題点、改善方法をご紹介します。

多汗症の原因について

多汗症になる原因には、主に精神的なものと身体的なものの二つが存在します。過度の緊張が続いたり、自律神経が乱れて交感神経の働きが弱くなることで起こります。ストレスや生活習慣の乱れによって引き起こされる場合もあります。

また、ホルモンバランスの乱れによっても引き起こされ、更年期障害の一環として多汗症を発症することも少なくありません。

体の循環器系や内臓の異常によっても、多汗症が引き起こされます。普段よりも汗を掻く量が増えたと感じた時には、糖尿病やリウマチ、肥満などの症状が起こっている可能性があります。

他にも、遺伝によって生まれつき多汗症を起こす体質の人や、ある程度の年齢になって発症するという人も存在します。完全に解明はされていませんが、遺伝子と多汗症との間には何らかの関係があると言われています。

多汗症の種類について

多汗症の症状は人によって様々で、汗を掻く部分によって病名も違ってきます。

局所多汗症

どこか体の一部分にだけ、大量に汗を掻く症状を局所多汗症と呼びます。人によって症状が現れる部位は様々ですが、特に多いのが顔面や首の後ろ、脇、膝の裏、股など、汗腺が集中している場所です。

全身多汗症

局所多汗症で汗を掻きやすい部分だけではなく、胸周りやお腹、お尻など全身に渡って大量の汗を掻く症状を、全身多汗症と呼びます。

多汗症がもたらす大変な症状

多汗症そのものは、直接的に命の危険をもたらす重大な病気ではありません。ですが、大量の汗は日常生活に様々な問題を引き起こします。

不快感やストレスが強くなる

多汗症になると手や足が汗でベタベタになり、物を掴んだり靴を履くこともうまくできず、イライラや不快感が生まれます。

多汗症は生命にかかわるほどの病気ではないことから、あまり周囲から深刻に思われていないため、大量に汗を掻く苦しみを周りに理解してもらえず、そのことがストレスになってさらに症状の悪循環を引き起こす危険もあります。

加齢臭が酷くなる

ベタベタした汗は、体の中の水分だけでなく、体が吸収できなかった塩分やミネラルなども一緒に排出するので、強い臭いを放つのが特徴です。特に歳をとってくると、その汗の臭いは加齢臭となり、男女に関係なく不快な臭いを纏うことになります。

臭いの強い汗を沢山流していると、周囲の反応が気になって、電車の中や人混みにいるのが億劫になります。

熱中症になりやすい

普通の人の何倍もの汗を一気に掻く多汗症の人は、体内から奪われる水分量も必然的に多くなります。こまめに水分補給をしていても追いつかない、かつ全身が常に湿気に覆われる状態になりやすいため、脱水症状や熱中症に罹るリスクが急増します。

風邪を引きやすい

汗は体外に出ると衣服を濡らし、外気に触れることで急激に冷えます。すぐに着替えをしなかったり汗を拭かずに放置していると体が冷えて、風邪を引きやすくなります。

多汗性を改善するには

汗を止めるツボを押す

脇の下には、上半身の発汗を抑えるためのツボがあります。すぐに汗を止めたい場合には、脇の下を押すなどして圧を加えることで、一時的に汗を引かせることができます。

京都の舞妓さんなどが利用している、汗を掻かない方法で、顔や頭から出てくる汗を防ぐのに有効です。ただし、本当に一時的なので、長期的な効果は期待できません。

自律神経のバランスを整える

しっかり睡眠をとってバランスの良い食生活を送る、ストレスを溜めないなど、自律神経の乱れを改善すれば多汗症にも効果があります。特に夏は寝苦しくて睡眠不足になりがちなので、冷房や扇風機などを有効活用して、快眠できる環境を整えることが大切です。

サプリや漢方薬を飲む

多汗症対策のために作られたサプリや、効果のある漢方薬を活用することも有効的です。体内の代謝を良くして汗の質を変えることで分泌量を抑えるものや、一時的に発汗作用を抑えるものなど、種類は様々です。

汗を掻く部位によっても有効な成分が変わってくる場合もあるので、自分の症状に見合ったサプリや漢方薬を選ぶことが大切です。

制汗剤を使用する

制汗剤は汗腺を塞いで汗の流出量を抑える効果のある薬です。即効性があり効果も絶大ですが、多量に摂取すると体温調整がうまくできなくなったり、全く汗を掻かない無汗症になってしまう危険もあるため、必要量の使用でとどめることが大切です。

病院などで診察を受ける

自分の力ではどうにもならない場合には、専門家に頼るのも一つの方法です。色々試しても症状が改善しなければ、病院で原因を調べてもらい、薬を処方してもらったり、手術をして治療をする方法も視野に入れましょう。

多汗症を診てくれる病院として、皮膚科だけでなく、異常発汗外来と呼ばれる専門の医療スタッフが常駐する病院もあります。可能であれば、より専門的に検査をしてくれる場所で受診しましょう。

また、病院での治療が不安な場合には、鍼灸や指圧マッサージによって改善する可能性もあります。

最後に

汗を掻くのは生物の生理現象として当然のことなので、大量に汗を掻いても「暑さのせいだ」「湿気のせいだ」と深く考えずに、そのまま放置している人が多くいます。

ですが、多汗症は世の中で認められている病気の一つであり、他に命にかかわる重大な疾患を持っているために起こっているのかもしれない、ということを、理解する必要があります。

急に発汗量が増えだしたり、日常生活に支障が出るほど激しい汗を掻くような場合には、その異常性に気付いて、正しく治療を行うことで、大きな病気の早期発見にも繋がります。

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