歯をなくした時、一番自然な形で新しい歯を作る方法「インプラント」

スポンサーリンク
728×90




歯科の分野は、一般の方には分かりにくいことが多いです。治療をしていて疑問に思うこともあると思います。言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、今回は少し分かりにくい「インプラント」についてお話します。

インプラントってなに?

インプラントとは、歯がなくなった場所の顎の骨に人工的な土台を埋め込み、最終的には土台の頭にかぶせ物をつけて、自分の歯のように咬めるようにする治療法です。これは外科処置になるので、一般の歯科医院ではできる先生とできない先生がいます。

そのため、インプラントを行う場合は口腔外科や専門のインプラントセンターに紹介になることが多いです。

施術は2回必要で、埋め込んだ土台が骨に定着するのに時間がかかるため、トータルで3~10ヶ月かかるのが一般的です。歯の治療にしては時間がかかると感じるかもしれませんが、インプラントは一般の治療とは異なるので、しっかりした期間が必要となるのです。

インプラントを入れた後も定期的なメンテナンスが必要になります。

そして、インプラントは誰でもすぐにできる処置ではありません。顎の骨に土台を埋め込むので、骨の厚みが必要になります。これは、施術をする前にしっかりした検査が行われるので、そこでわかります。

骨の厚みは個人差がありますが、歯周病が末期の状態で抜歯した場所などは骨の厚みが少なくなる場合があります。検査の結果、骨の厚みが少ない方は、インプラントの施術の前に顎の骨を厚くする処置を行うようになります。

インプラントの施術中の痛みについて

施術時は局所麻酔を行うので、痛みはほとんど感じません。麻酔が切れたあとも、痛み止めや化膿止めのお薬が必ず出されるので心配いりません。まれに傷口に細菌が入りうずくような痛みがでることもありますが、傷口を消毒することでおさまります。

インプラントは長期的なメンテナンスが必要なものなので、少しでも心配なことがあればかかりつけの歯科医院にみてもらいましょう。

しっかり咬むことができるインプラントのメリットについて

歯をなくした場合、一般の歯科治療では2種類の方法があります。

一つ目は、ブリッジという隣の歯とつなげたかぶせ物をつくる方法です。これは、自分の歯のように使いやすいですが、隣の健全な歯まで削らなければいけないというデメリットがあります。

二つ目は入れ歯です。入れ歯は、取り外しの手間やお口の中に異物がいるという違和感に悩まされるケースがあります。

それに比べインプラントは、顎の骨に固定されるので、しっかり咬むことができ、使用時の不具合や異物感が少ないので、一番自分の歯に近い感覚で使うことができます。

歯をなくした方は実感すると思いますが、自分の歯ではないもので食事をするということは大きなストレスです。自分の歯を残すのが一番ですが、もしなくした場合もインプラントという選択肢があることは魅力的です。

ちなみに一般の方に誤解されやすいですが、いわゆる「差し歯」とインプラントは全く別のものを指します。もともと「差し歯」というものは歯科にはない言葉なのですが、おそらく土台つきのかぶせ物のことを分かりやすく表現した単語だと思います。

歯の頭の部分を虫歯などでだめにしてしまい、根だけが残っている場合に用いられます。残った根に土台つきのかぶせ物をセメントでとめるものなので、外科的な処置は必要なく、顎の骨に直接埋め込むインプラントとは違うことがわかります。

行う処置も全く異なるので、誤解しないように気をつけましょう。

保険適応外のインプラントにかかる費用

保険適応外の治療になるので、一本30万円ほどかかるのが一般的です。医院によって金額は異なるので、確認が必要です。そしてインプラントは、医療費控除の対象になっています。支払った金額が10万円を超える場合は一部の金額が戻ってきます。

一本入れるだけでも高額な金額がかかるので、とてもありがたいですね。確定申告の際に申請できるので、治療にかかった領収書は大切にとっておきましょう。申告し忘れた場合でも5年前までさかのぼって医療費控除を受け取ることもできるそうです。

インプラントを入れたあとのメンテナンス

さきほどからお伝えしているように、インプラントを入れたら必ず定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスを一度もしていなくて、せっかく入れたインプラントをごっそりだめにしてしまった方もいらっしゃいました。

トラブルのひとつで「インプラント歯周炎」というものがあります。インプラントの周りに磨き残しをためたままにしておくとなるもので、一般的な歯周病と同じ状態です。細菌の影響で周りの骨が減少してしまい、支えとなる骨がなくなるので、抜歯せざるを得ません。

インプラントを入れる方の中で、歯周病が原因で歯をなくした方もいらっしゃると思いますが、インプラントを入れてからも今までと同じお手入れ方法では、同じ自体を繰り返してしまいます。よくご検討いただき、せっかくインプラントを入れたから、と改めて丁寧なブラッシングを心がけていただけたら嬉しいです。

そして、インプラントは歯ではないので虫歯にはなりません。そのため、手入れしだいでは半永久的に使うことができます。インプラント歯周炎以外にも、上部がかけたり、かぶせ物が緩んだりすることがあるので、メンテナンスは必ず行うようにしましょう。

最後に

インプラントはなじみのない言葉ですが、いつ、突然、歯を失うかわかりません。学生の方で、部活中に前歯をぶつけてしまい、歯を残すことが難しくインプラントを検討していた方もいらっしゃいました。

歯を失わないことが一番良いですが、選択肢のひとつとして参考にしていただけたら嬉しいです。

また、日々の使う歯ブラシについて次の記事で正しい選び方をご紹介しております。続けてお読みください!

ヘッドの大きさ、毛の堅さ、毛先の種類。歯科衛生士がお勧めする歯ブラシの選び方

スポンサーリンク
336×280
336×280

最新記事の更新はこちら