株の利益を最大限にして売りぬく戦術。利乗せ戦術とは

利乗せ戦術利抜き戦術とは正反対の戦術です。利乗せ戦術は利益を最大限にする方法です。その代わりにリスクも利抜き戦術とは比較にならないくらい大きいです。それでは具体的に説明します。

利乗せ戦術とは

一株20万円の株を1株買ったとします。その株価が25万円に上がりました。株価は上昇傾向に入ったようです。そこで25万円の株をさらに一株買います。その後、株価はさらに上がり30万円になりました。また30万円に上がった株を一株買います。

このように株価が上がるたびに買い増しします。これが利乗せ戦術です。

その後、株価は35万円になり、また一株買い増しします。株価はさらにあがり40万円になりました。また一株買い増しします。しかし、株価の上昇速度が少し落ちてきました。この辺が潮時かと考え、株価が43万円になったころ持ち株全部を一挙に売却します。

利乗せ戦術の大きな利益

以上のようだと、20万円に買った株は23万円の利益をもたらし、25万円に買った株は18万円の利益をもたらします。30万円で買った株は13万円の利益をもたらします。計算すると23+18+13+8+3で合計65万円の利益を手にできます。

一段ずつ、利抜いていく利抜き戦術だと、23万円の利益にしかなりませんが、利乗せ戦術だと、その3倍近い利益を手にできます。

利乗せ戦術の長所と欠点

利乗せ戦術は以上のように利益が大きいです。しかも、連れ高などを考慮する必要もありません。上がっていく株だけ見ていればよいのです。しかし、売り時を誤る可能性も大きいです。例えば上がるときは段階的に少しずつ上がるが、下がるときは一挙に暴落する株も珍しくありません。そんなときは大損をします。

おまけに利乗せ戦術は、株価が上がるたびに買い増ししなければなりません。投資に余裕資金が必要です。その余裕資金の捻出ですが、それはやはり預金を崩すしかないでしょう。そこにまた新たなリスクが出てきます。

利乗せ戦術を取るときの注意

利乗せ戦術で一番重要なのは天井を見極めることです。天井を見極める力がないと、利乗せ戦術は使わない方がよいでしょう。しかし天井を見極めるのはプロやベテラン投資家でもなかなか難しいです。ただし、以前に説明した一割転換法を利用できます。一割転換法を使えば、天井付近で持ち株を全株売却することも可能です。しかし、それでも難しいといった方がよいでしょう。

利乗せ戦術を取るときは、あまり欲をかかず、早い目に売却する、それが一番です。

初心者や時間がない人は利乗せ戦術より、利抜き戦術

初心者や、株式投資が副業の人は利抜き戦術の方がよいと思います。というのは、利抜き戦術は早い目に利益を確保していくのです。ところが利乗せ戦術は、大きな利益を狙って利益を確保するのが後になります。その分だけリスクが大きくなります。また利抜き戦術の方が精神的に楽です。本業を持っておられる方は利乗せ戦術より利抜き戦術をおすすめします。

ところで、株を主題とした映画や小説に出てくるのは利抜き戦術ではなく、利乗せ戦術です。やはり、利乗せ戦術の方が儲け方も華やかで人目を引きます。しかし、株式投資は花より実です。損をしないことが第一です。 

この記事を書いた人

r.nakanisi
r.nakanisi
現在、私自身はブログ「株と仲間」を運営中、著作は4冊、塾、家庭教師活用法(大阪教育センター)、株 確実に5割儲かる私の投資法、株、チャートで100万円が6年で1億円、株、儲かる投資法、危ない投資法,ムダな投資法(以上、エール出版)、株式投資のはなし、季節銘柄で儲けよう、その他、電子書籍多数(アマゾンキンドル)など。
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