国際NGOの取り組みについて知ろう~カンボジアでの地雷撤去ボランティア~

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みなさん国際NGOの活動をご存知ですか?暮らしや環境など世界的な問題に対して、政府や国際機関とは違った”民間“の立場から、国境や民族、宗教の壁を越えて活動する非営利団体のことです。戦争が終わった後も、その爪痕の残された国で不自由に暮らす人々がたくさんいます。今回は、私がカンボジア地雷撤去ボランティアに参加した経験についてお伝えしたいと思います。

カンボジアの内戦、そして残された地雷原

プノンペンから北へ、デコボコした埃だらけの道をランドローバーがひた走る。先月の雨季の泥濘に出来た穴ボコを縫うように迂回しながら、それでもバウンドする車。地元ドライバー運転車の後部席で、安全ベルトと吊革にしがみついていました。

もう3時間は上下する揺れの中…。

地雷原の村までは未だ後3時間。道路沿いに建つ高床式の家の中で、布一枚の扉で暮らす人々…。電気もない、テレビもない、都会の喧騒もない人里離れた村。ギリギリの暮らしの中で何を思っているのでしょうか?

タイとの国境に近い簡素な宿舎についた頃には、日もとっぷりと暮れていました。雨水を溜めた風呂に入り、夜中にトッケイの鳴き声に起こされたまま朝を迎えました。2008年の夏、同年の春には近くで大きな地雷事故があったばかりでした。

ベトナム戦争の飛び火から内戦が起こると、戦火をのがれるために、多くの難民が隣国のタイでキャンプ生活を送りましたが、やがて戦争が終わり故郷に帰ると、そこには無数の地雷が残留していたのです。現在でもカンボジアには、数百万個もの地雷が埋まっていると言われています。撤去には数十年もかかりそうですが、そんな中でも人々の生活があり、子供達は危険な原っぱで遊んでいます。

ボランティアとして、国際NGOへ取り組む姿勢

ボランティアの仕事は、人々が安心して暮らせる村造りをする事にあります。また地元雇用の促進もあります。村人達、自ら地雷を撤去し、村を再生すると同時に収入を得て家族を支える事ができるのです。

地域の復興のお手伝いをするのがボランティアの仕事であり、技術指導者を始め、マネージャー、経理担当、物品調達担当、広報などの役割があります。大きな使命を感じると同時に、取ってもとっても無くならない残数の多さには気の遠くなる想いがしました。

1人で出来る事には限りがありますが、それでも何か自分で出来る小さな事をしているだけで、少しずつでも動いて行くように感じられました。広報活動などで多くの人々の目に触れるようになり、共感者が現れて援助いただけたことも効果です。まずは現状を知る事、知らせる事の大切さを学びました。

その成果は?

ある日、中学教師から一本の電話が入りました。中2の英語教科書に地雷処理の話が出ていたので、

『カンボジアの地雷処理をしている人に、英語でお手紙を書きたい』

とのお願い。

早速に生徒さんからの写真とお手紙が現地プノンペンに届きました。現場の生の声をお手紙に載せての返信を、皆で心待ちにしているとの事。英語の教科書に載った記事が続々反響を呼びました。国際的センスやコミュニケーション力がこうして培われて、理解が深まるのだと悟りました。これもバタフライエフェクトというのでしょうか?

10年以上に及ぶNGO事業の成果は大きくなくとも、こうしたほのぼのとしたエピソードが増えていく事で、協力者が集まり、いつか世界に戦争のない未来がやって来ることを、願ってやみません。

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