休日は色とりどりの楽園へ♪イキイキとした動植物に心躍る「若冲展」

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日本を代表する画家、伊藤若冲。今年は記念すべき生誕300年。現在上野の「東京都美術館」では、若冲の代表作品が公開されています。色とりどりの鮮やかな植物や今にも動き出しそうな躍動感あふれる動物たち。まるで楽園にいるような夢心地。普段日本画に触れることがない方でも存分に楽しめるおすすめの企画展です。

伊藤若冲とは

 伊藤若冲は、江戸時代に活躍した日本の画家の一人。ある記録では、若冲は絵を描くこと以外、世間の雑事には全く興味を示さず、商売には熱心でなく、芸事もせず、酒も嗜まず、生涯、妻も娶らなかったとのこと。40歳で早々と隠居し、その数年後から若冲の代表作である「動物綵絵」を書き始める。その後、大火に見舞われる、大病を患うなどしながらも85歳の長寿を全うするまで意欲を失うことなく描き続けたそうです。

「若冲展」見どころ

 この若冲展の見どころは、何と言っても若冲が京都相国寺に寄進した「釈迦三尊像」3幅と「動物綵絵」30幅でしょう。「釈迦三尊像」を中心として、左右に円形に並べられた「動物綵絵」。この33幅が東京で一同に会すのは初めてのことだそうです。昆虫などの小さな生き物から虎のような大きな生き物まで、動植物が持つエネルギーを体全体で感じられます。敬虔な仏教徒であった若冲の「生きとし生けるもの全てが仏になる」という思想と、動植物への深い愛情を感じ取ることができる絵画です。

作品の案内ボードには、若冲が 相国寺に寄進する際の寄進状に「世俗にひけらかすのではなく、相国寺に喜捨して、永遠に寺の荘厳の助けとなることを望む」と書かれていたとあり、画家として偉大なだけではなく、人間として気高い人であったことが分かります。

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アメリカ人収集家のコレクション

今回のもう一つの見どころは、若冲に魅せられたアメリカ人の収集家ジョー・プライス氏のコレクション。中でも、テレビCMなどでもおなじみの「鳥獣花木図屏風」は、人だかりがなかなか動かない人気作品です。8万6千個ものマス目に色を塗るという斬新な手法で描かれたデジタルな雰囲気を醸し出す作品。象を中心にたくさんの動物が集まる様子がとてもユーモラスに描かれています。

他にも、プライスが若冲に傾倒するきっかけとなった「葡萄図」や、デンバー美術館所蔵の「菊花図」などの墨画もとても美しく、これらの作品を対比してみると、若冲は、とても自由な発想、伸びやかな感性を持った人なのだなと想像できます。

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最後に

2009年に「皇室の名宝展」で公開された若冲の鮮やかな動植物を見た時の感動を今でもよく覚えています。一度見たら心に染み込み、忘れることができません。今回の展示では特に、優雅な孔雀と、100匹のコロコロしたかわいい子犬の作品が心に残りました。若冲作品は、見る度に新たな発見と感動を与えてくれると感じます。私の知人は一度見に行って、あまりの素晴らしさにもう一度見に行くそうです!

今回の企画展は5月24日までの限定公開で、休日は1時間以上混む大混雑ですが、待っても見る価値のある作品だと思います!10日からは一部作品が入れ替わっているので、一度見た方はまた新しい作品に出会えます。どうぞお見逃しなく!

http://www.tobikan.jp/exhibition/h28_jakuchu.html

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