3歳までには気づいてあげたい。男の子のタマタマ事情について

ママさんにとって、子どものタマタマのことなんて、正直よくわからないですよね。「タマタマの裏が痛い」や「タマタマが痒い」といわれても。。まして、タマタマの大きさ。さて、今日は主婦がタマタマの手術を受けることとになった次男を通じて経験した話についてです。最後までお読みください。

1歳の男の子のタマタマがきゅっとクルミみたいだった

少し昔の話。我が家の幼い兄弟とお風呂に入ると、時折、気がかりなことがありました。長男は信楽焼のタヌキほどではないにせよ、それなりに立派なタマタマなのに対し、次男は常にきゅっとクルミのよう。乳児健診で「こういう子は1歳過ぎまで多い」と言われ、そうなのかと一旦は心配を払拭しました。

ところが2歳近くなり、身体を洗いつつ観察すると、皮膚がふやけても袋の中が空っぽな時もある。女性である母にはやはり謎だらけなので、夫に話すと確かめてくれ「引っ張れば下りるし、こんなものだよ」と。私が神経質なのか?と再び不安を引っ込めたものでした。

──そして結果的には、次男、手術を受けたのです。

一応かかりつけの小児科医(男性)にも、受診のついでに相談しました。同じ男の子をもつママ友と話したり、ネットで調べて

  • 停留精巣
  • 移動性精巣
  • 鼠径ヘルニア

という症例を知りました。振り返ってみても、かかりつけ医は誤診と言えず、ママ友のアドバイスやネットの情報も間違ってはいません。

本当に、たまたま、次男は様々なチェックをすり抜けていて「大したことない」と思おうと思えば、できる状況でした。わたしが共働きで日々忙しければ「様子見でいい」と心配を打ち切っていたでしょう。

「お母さん、よく気づいてあげられました」

と、小児外科医に褒められホッとしたと同時に、男の子をもつ母親として「こんなこともあるのか」という思いから記事にしました。将来にかかわる大事なパーツで、要治療と分かったら「3歳までに手術を受けた方がいい」と医師からのアドバイス。

次男もかなりギリギリだったので、男の赤ちゃんをもつママ、男の子と分かっている妊婦さん、まさかの時の心構えとして知っておくことをオススメします。

2歳児健診の代わりに?

母子手帳を開くと分かるように、赤ちゃんは生まれてから1歳になるまで、生まれた病院の小児科や近所の小児科医院(以下、病院)で、かなりの回数お世話になります。

その一番は予防接種。

自治体からお知らせのある定期接種や任意接種など現在その数は7〜8種類といわれ、種類ごとに接種回数が異なり、さらに

  • 前の接種から数週間を空ける
  • 次の接種までに1〜3週間以内

という効果的な接種タイミングの縛りもあります。

ベテランママでも振り回されるので、新米ママが混乱されるのは当然のこと。しかも病院によって予約制であったり、接種曜日が固定されていたり、スケジュールを立てるだけで大変です。

そして子どもの体調ほど「予定通りにいかない」ものはなく、特にワーママには相当なストレスですから、どうかパパも積極的に協力して欲しいものです。

渦中は大変ですがVPD(ワクチンで防げる病気)への取り組みは子どもの健康面において大変ありがたく、1歳を過ぎれば接種はぐんと減ります。それもあって、すくすく育つ子は病院から足が遠のくことに。

保育園へ通わせていない家庭は次、幼稚園入園を照準に「3歳児健診」を重視しがちで、「2歳児健診は受けられたら…」という声が意外に多くあります。

ちなみに次男はアレルギーのため定期的に通院していて、いつでもかかりつけ医に相談できるため健診は考えていませんでした。ところが、この「考えていなかった」からこそ、「じゃあ専門医に診てもらおう」と軽い気持ちになれたのです。

子供のタマタマに関することは何科の医院に診てもらえばいいの?

1歳までに乳児健診は数回あります。「停留精巣」や「鼠径ヘルニア」は、かかりつけの小児科で分かるのがほとんど。そして「停留精巣」は、毎日のお風呂やおむつ替えで気づくこともできます。

タマタマは体温より1〜2度低い状態が良いとされていて、ずっとお腹の中に留まっていると発育が遅れ、精子を作る細胞が減ると不妊の原因となり、場合によっては悪性腫瘍の心配も。

チェックのポイントとして、

  1. 触れてコロコロした感触がない
  2. 大きさが左右で差がある
  3. 片方だけor両方とも感触がない
  4. 鼠径部(太腿の付け根)に触れても感触がない

のいずれかに気づいたら小児科へ相談を。ちなみに「鼠径ヘルニア」は、精巣が下りるときに腸の一部が飛び出す状態を指します。

次男は「引っ張れば下りる」のと、毎回の健診で「移動性精巣」と言われ経過観察でした。「移動性精巣」は、鼠径部と袋をタマタマが行き来する状態です。

別の小児科医に診てもらうのでは、病院を替えただけで意味がありません。近所に「小児泌尿器科」はなく、大人が通う泌尿器科でも良い?と迷っていたら、ママ友より「小児外科」を勧められました。こちらも数少ない科ですが、たまたま近所の大病院にあったのです。

予約をとり、立ったまま下だけ脱いで触診された次男。すると、いきなり「手術ちょっと一杯で。待ってもらえます?」の診断に仰天でした。

カルテには「両側遊走精巣」と、なんとも根無し草で落ち着きのない文字。「移動性精巣」の多くは治療をしなくて良いそうですが、引っ張れば下りる次男のタマタマは「袋に下りてない状態が通常」とあって、いわば「念のため医師と相談」の部類にまんまと嵌まったのです。

「喘息もあるし、秋までには手術終わらせましょう」が合図となり、ここから手術へ向けての準備がバタバタと始まりました。

子どもがアレルギー体質だと厄介

過去に喘息発作で入院も経験した次男ゆえ、手術を控えたことで一層慎重に慎重を重ねた体調管理を心がけました。そして入院前日検査へ。ところが……喉に白いブツブツがある、とアッサリ手術延期になりました。

  • こんなに元気でも?
  • 熱もないのに?
  • 溶連菌やヘルパンギーナの疑い?
  • ただの口内炎じゃなく?

と食い下がると、全身麻酔をかけるため「気管内挿管のリスクが高まる」と説いてくれました。喘息持ちは、正常な人より気管支がむくみやすい。ブツブツがある段階で粘膜が敏感なので、手術中に発作が起きたら大変だと安全を優先されました。

子どもがアレルギー体質だと、治療や看病だけでなく、こうした予定をたてることすら大変だと痛感しました。ただ当方がドタキャンなら、他のキャンセルも比較的出やすいらしく、意外に早く手術を受けられました。

タマタマの手術は開けてみないと分からない

手術は成功し、麻酔も問題なく醒め、傷を特別痛がることなく予定通り退院。タマタマの左右それぞれに、1センチほどの傷跡はずっと残りそうですが、小ぶりながらも中身がちゃんと収まり一安心です。

医師によると

  • 「捻転しやすい癖が管についていた」
  • 「何かの拍子で捻転したら激痛になる」
  • 「24時間以内に手術しないと細胞が壊死する」
  • 「睾丸は小さめだが思春期以降必要であれば男性ホルモンで治療可」

とのこと。捻れ癖は、医師も想定外だったようで「大人になる前に治せて良かった」と言っていました。その後は1ヶ月、半年、1年後まで経過観察を続けて治療を終えました。

最後に

外科では受診できないの?と質問を受けます。もちろん対応可の病院はありますが、小児外科医の話によれば

  • 子どもと大人とではサイズが違う
  • 肉体的に完成した大人と、未熟で成長過程の子どもでは予測が色々と異なる
  • 繊細で細やかな技術を要求される

などの理由から、なるべく小児専門の外科や泌尿器科をあたって欲しいとのことでした。

苦痛を伴わない症状や現象は、本人も親もかなり進行してから気づいて慌てがちです。視力や色覚の異常、脊髄側弯症、低身長、発達障害など様々にも言えること。

やはり周りの声(専門家や経験者)に耳を傾けつつも、一番大事なのは親の判断力と行動力です。病院は子どもが自ら行きたい場所ではないだけに、早期発見・早期治療の決め手は親にあると肝に銘じておきたいものです。

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