あなたの大事な人がうつ病にかかったらその2 精神障害者保健福祉手帳について

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前回にも書きましたが、年々、うつ病にかかる人は増えてきています。うつ病にかかると、休職したり、あるいは退職せざるを得なかったりで、収入が心もとなくなることが多いです。けれど、そんな中でも定期的に病院に通わなければならず、交通費がばかになりません。また、退職した場合は再就職も難しくなってきます。そんな時に役立つのが、精神障害者保健福祉手帳です。一言で言うと、福祉や交通費割引などの各種サービスや就労支援を受けられる、精神障害者に対する手帳です。さらに、手帳の等級にもよりますが、所得税、住民税、相続税、贈与税の控除も受けられます。

精神障害者保健福祉手帳とは

この手帳は、うつ病の方だけでなく、

  • 統合失調症
  • 躁鬱病
  • 非定型精神病
  • てんかん
  • 中毒精神病(有機溶剤などの産業化合物、アルコールなどの嗜好品
  • 麻薬
  • 覚醒剤
  • コカイン
  • 向精神薬などの医薬品)
  • 器質精神病(精神遅滞を除く)
  • その他の精神疾患(発達障害を含み、精神遅滞を伴うものを除く)

の方などにも適用されます。

今回は、精神障害者保健福祉手帳の申請方法を紹介します。身近に苦しんでいる人がいる方のお役に立てたなら幸いです。

申請する場所

お住いの地域の市町村役場

申請に必要なもの

  • 障害者手帳申請書(役所で申請する際にその場で配布)
  • 主治医の診断書(書式は役場で配布、あるいは役所のHPでダウンロード可)
  • 本人のマイナンバー通知カード
  • 本人の顔写真(3cm×4cm)
  • 印鑑

これらさえあれば、本人ではなく、代理人でも申請可能です。

申請するメリット(全国区)

ハローワークの障害者求人枠に応募することができ、就職の選択肢が広がります。その他にも、

  • 公共料金等の割引
  • NHK受信料の減免
  • 税金の控除・減免
  • 所得税、住民税、相続税、贈与税の控除
  • 自動車税・自動車取得税の軽減(手帳1級の方)
  • 生活福祉資金の貸付
  • 手帳所持者を事業者が雇用した際の、障害者雇用率へのカウント
  • 障害者職場適応訓練の実施

などがあり、経済面でも就労面でも大いに助けられます。

申請するメリット(地域による)

公共料金等の割引、鉄道(JRは除く)、バス、タクシー等の運賃割引などがあります。また、携帯料金の割引もあります(au:スマイルハート割引、NTT docomo:ハーティ割引、softbank:ハートフレンド割引)。

その他にも、

  • 上下水道料金の割引
  • 心身障害者医療費助成
  • 公共施設の入場料等の割引(水族館・動物園・映画館・美術館・博物館など)

があげられます。

申請するデメリット

矛盾するようですが、ハローワークの障害者求人枠に応募することができてしまうことです。応募する本人としては、『自分は障害者なのだ』と落ち込んでしまうことが少なからずあります。

しかし、精神障害者保健福祉手帳は、本人の状態が良くなったらいつでも返還することができます。手帳の更新期間は二年間なのですが、更新申請を行わなかった場合も同様です。ですから、あまり深く考えず、いろいろなものが割引になるパスカードくらいの認識でいましょう。

まとめ

うつ病になると、先行きが不安になるものです。経済的不安や就労に関する不安はその最たるものでしょう。けれど、それらに関して支援を受けることができれば、多少はその不安が解消するのではないでしょうか。あなたの大切な人のために、ぜひ精神障害者保健福祉手帳の申請を検討してみてください。きっとあなたの心も楽になるはずです。

※各市町村によって、必要書類や申請条件が異なることがあります。申請の際は、まず電話でのお問い合わせをおすすめします。

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