ふて寝や怒り寝は心身にダメージが!?寝る前のネガティブ思考が招く体調不良のメカニズム

嫌なことがあった日には、悲しい気持ちを押し殺したり、イライラしながらも「悩んでもしょうがない」と、ふて寝をする人が多いのではないでしょうか。しかし、近年の脳の研究で、ネガティブな気持ちを持ったまま眠ると、脳に悪い影響を与える可能性があることが明らかになってきました。その結果、心や体にも大きなダメージを負ってしまう危険性が分かってきたのです。今回は、寝る前のネガティブ思考体調不良を招くメカニズムや、その改善方法をご紹介します。

「怒りを残して眠るな」は昔から言われてきた正しい格言

新約聖書の一説に、

あなたが怒り立ったまま日が沈むことのないようにしなさい

という言葉があります。怒りの感情を翌日まで持ち越さないように、心を穏やかに夜を迎えなさいという意味合いの言葉ですが、これは単なる宗教上の教えというわけではなく、ちゃんと科学的根拠にもとづいた考え方であることが分かってきました。

イライラした気持のまま眠ってしまうと、何も良いことはない。これは昔から言われ続けてきた、理に適った格言なのです。その言葉通り、怒りや悩みを解消しないまま眠ってしまうと、良くない影響が次の日以降にも残ってしまうかもしれません。

睡眠によって嫌な出来事が脳に刻まれる

睡眠には、様々な役割があります。疲れた体や脳を休ませてエネルギーを充電するほか、前日に起こった出来事を、眠っている間に整理して脳の中に記憶として蓄積していくためにも、欠かせない働きをしています。

夜に暗記の勉強をしてから眠ると効率が良いと言われていますが、それはこの睡眠時の記憶整理を利用した勉強方法なのです。人間が脳の中に記憶している情報は、新しいものほど鮮明であるため、寝る直前に頭の中で覚えていた内容ほど、脳の中に蓄積されやすくなります。

つまり、寝る直前まで、その日に起こった嫌な出来事や悲しい思い出についてウジウジ考えていると、寝ている間に記憶がくっきりと脳に刻まれて、忘れたくても忘れられなくなってしまう場合もあるのです。

問題が解決しなくて、諦めてふて寝をすると翌日に良い案が浮かぶ、というケースもありますが、内容によっては辛い気持ちを溜め込んでしまう羽目になるかもしれません。

もし、嫌な気持ちを抱えながら眠ることが習慣になってしまうと、その記憶を毎日、反復学習するのと同じことになります。忘れたいはずの嫌な思い出を、脳に刻んで覚え込ませる結果になりかねません。

ふて寝をすることで心身が受けるダメージとは

一度、頭に強く刻んでしまった嫌な記憶は、なかなか忘れることができません。そのせいで、ネガティブなイメージが、起きている間にも常に付きまとうようになり、心が不安定になる、自律神経が乱れるといった、精神面の不調が現れるようになります。

悪化すれば、うつ病になる危険もあります。

また、その苦痛が充実した睡眠を妨害する恐れもあります。怒りや悲しみの感情は、交感神経を刺激して脳を興奮状態にするため、目が冴えて眠れなくなり、睡眠不足になります。何とか眠れても、その睡眠の質はとても悪く、逆に疲れてしまうかもしれません。

睡眠不足になると思考能力が低下したり、体がうまく休められなくなって免疫力が低下して、病気になりやすくなるなど、健康面にも影響が出ます。

良質な睡眠を得るには

心身のダメージを回復させるには、質の良い睡眠を摂ることが一番重要です。眠る前には嫌なことはできるだけ考えず、楽しいこと、幸せな気持ちになれることを考えて眠るのが、一番理想でしょう。

しかし、長い時間の中でネガティブな思考が習慣化してしまっていると、それを改善するのはとても難しくなります。同じくらい時間をかけて、少しずつ脳の中を占める記憶を、ポジティブなものに変えていくことが大切です。

そのために、寝る前には好きなことをして過ごしてみましょう。

お気に入りの本や音楽を楽しんだり、趣味に没頭する、気の合う友人や家族と楽しくおしゃべりするなど、気分転換をして脳をリラックス状態にしてから眠るのが理想的です。

寝る前にホットミルクを一杯飲む、ジャズやクラシックを聴くといった方法も、効果的です。マッサージして体を解すのも、オススメです。怒りや悲しみが強すぎて、何も手に付かないという時には、いっそ何も考えないほうが、簡単かもしれません。

部屋を暗くして、心を無にして瞑想してみると、頭の中が整理されて冷静な気持ちを取り戻せます。何にしても、一朝一夕に効果は期待できないので、少しずつでも長く続けることが最善です。

最後に

嫌なことを忘れるために眠ったはずなのに、寝る度に嫌な思い出が頭の中で学習されていっては、本末転倒ですね。そういった日々の積み重ねが、日頃の体調不良を招いている原因かもしれません。

夢の中でまで辛い思い出を蘇らせて睡眠の質を落としてしまわないように、寝る前にリラックスして、楽しいことを考えられる環境を整えてみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人

Sara
Sara
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