プールだけが感染源じゃない!これからの季節、子供も大人も気を付けたい「プール熱」について

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6月末頃から夏にかけて流行するプール熱。国立感染症研究所によると、今年はなんと2007年以降10年ぶりに過去最多の患者数となっているようです。プール熱の正式名は「咽頭結膜炎」ですが、プールを介して感染するため一般的にプール熱と呼ばれています。しかし、プール熱は何もプールだけが感染源とはならないのです。それでは、さらなる流行の危険があるプール熱についてご説明しましょう。

プール熱とは?

プール熱の正式名である「咽頭結膜炎」は、先ほど説明したように「プールに入らなければ感染しない」というわけではありません。

アデノウイルスが原因となり感染症を引き起こすのですが、年間を通して6月末から夏にかけて流行するのが一般的です。

プールを介して人から人へ感染するだけでなく、咳やくしゃみなどの飛沫感染やウイルスが付着したタオルなどに触れたことによる接触感染により、プール熱を発症することもあるのです。

また、プール熱は夏ごろに子供に流行する三大夏風邪のひとつであり、

  • 「手足口病」
  • 「ヘルパンギーナ」
  • 「咽頭結膜炎(プール熱)」

が、毎年6~8月ごろに流行しています。

主に、プール熱は子供の感染が多く見られますが、大人でもかかる可能性はあります。

プール熱の症状

プール熱の潜伏期間は、5~7日ほどと言われています。そして、潜伏期間を経てさまざまな症状があらわれます。

それでは、プール熱に感染するとどのような症状があらわれるのでしょう。

38~40℃の高熱

なかなか熱が下がらないのが特徴のひとつ。解熱までに3~7日ほどかかり、高熱だけでなく頭痛や怠さを感じます。

結膜炎

目が赤く充血し、痛みや目やにを伴います。片目から症状があらわれると、時間差でもう片方の目にも症状がでるのが一般的です。

咽頭炎

のどの奥にある咽頭が炎症を起こし、のどのリンパ組織や粘膜に違和感や痛み、腫れなどの症状があらわれます。

咽頭炎は4~5日ほど続き、のどは赤く腫れあがるのが特徴です。のどの炎症で、呼吸器症状を引き起こす場合もあります。

その他の症状

胃腸炎のような、下痢・嘔吐を繰り返す症状が見られることもあります。

プール熱の対処法

プール熱の原因となるアデノウイルスには特効薬がありません。そのため対症療法がメインとなるのですが、のどの痛みにはうがい薬や鎮痛剤、結膜炎には点眼薬や抗生剤が処方されることがあります。

対症療法としては、のどに痛みがあるため刺激の強い食べ物は控えるようにしましょう。蕎麦などののどごしの良い食べ物や、冷たい飲み物を飲みましょう。

また、

  • 豆腐
  • 茶わん蒸し
  • ゼリー
  • プリン

などの噛まずに飲み込める食べ物も、のどを刺激せずに食べられるものです。

気を付けたい二次感染について

プール熱に感染してしまったら、気を付けたいのが二次感染です。ウイルスが便から排出されるまで30日間かかるため、30日間は体内にウイルスがあり人へ感染する可能性が十分あります。

そのため、子供がプール熱に感染した場合、おむつなどの交換により手指にウイルスが付着し、感染を広げる原因となってしまうのです。

また、目やにに触れることも感染する原因となるため、使い捨てできるティッシュペーパーなどで、目やにを拭き取るようにしましょう。

顔を拭くタオルなど、プール熱に感染してしまった子供は家族とタオルを別々にするのも忘れないでくださいね。

プール熱の症状が発症したばかりだと、感染力も強いと考えられます。そのため、入浴の順番を最後にするなど、感染する可能性をすべてシャットダウンできるよう注意しましょう。

家族がプール熱に感染したら…

プール熱は子供が感染することが多い病気ですが、もし我が子が感染してしまったらどのような対策が必要なのでしょう。

アデノウイルスは感染力が強く、飛沫感染や接触感染によりうつります。そのため、感染者との接触を避けることが第一の対策となります。

この他にも、感染を防ぐ対策をご紹介しましょう。

プール熱の二次感染予防対策

  • 手洗いうがいは徹底する
  • 手指の消毒をする(アルコールや石鹸でしっかり洗浄消毒)
  • 感染者が使用した身のまわりのものを消毒(食器やおもちゃなど)
  • 学校は出席停止(学校保健法により出席停止となります)

プール熱は深刻化する場合もある

プール熱は、乳幼児や高齢者、もともと持病がある人が感染すると症状が深刻化する可能性もあります。呼吸障害や細菌による二次感染へ重症化することもあるのです。

新生児は高熱によりひきつけを起こすと、意識の低下や手足の震えなどの症状があらわれる場合もあります。一般的にこのような症状は数分で治まりますが、症状が改善されない場合は髄膜炎や脳炎などが疑われます。

そのため、プール熱を発症した場合は、症状を注意深く見守る必要があるでしょう。

最後に

いかがでしたか?プール熱は、誰もが感染する可能性がある病気ですが、とくに子供に多く感染しやすいと考えられます。

プール熱の原因となるアデノウイルスは、感染力が強いため学校などの集団生活の中で感染する可能性が十分あります。これから夏本番を迎えるため、十分に注意したい病気のひとつですね。

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