実録。誰にでもありえる介護貧乏。親の介護にはいくらお金がかかるの?

近年、高齢化社会の日本は年金や医療費など、様々な問題が取り上げられていますよね。そんな中で、最近問題視されているのが「介護貧乏」なのです。うちの両親はまだ若いし大丈夫と思っていても、実際に介護が必要となると他人事とはいってられないですよね。いったい介護にはいくらの費用がかかるのでしょうか。また、実際に介護貧乏になった人の話を聞いてみました。 

在宅介護なら、自己負担は月平均69,000円!

2011年に家計経済研究所が行った調査では、在宅介護を行っている人の平均介護費用は月37,000円となっています。これに加え、医療費や介護用品にかかる月額費用が32,000円となりました。

となると、合わせて月に69,000円の費用がかかることになるのです。なぜ月々の費用が高額になるかというと、介護保険には上限があり限度額を超えると全て自己負担になってしまうからです。ほとんどの方は介護保険の上限額を超えてしまっているのが現状です。

そんな状態が3年、5年と続けば、蓄えていたお金も底をつき、親の介護費用どころか自分の生活も危うくなってしまいます。このような状態に追い込まれるのが「介護貧乏」です。

有料老人ホームは入居するのに数百万?!

代表的な老人ホームといえば特別養護老人ホームです。月30,000円~130,000円程度と言われ比較的リーズナブルなのですが、入居待ちしている高齢者が100人もいるという場合があったり、介護レベルも要介護3以上と難しいのが現状なのです。

要介護3とは、身の回りのことが全てできなくなり、食事や入浴、排泄など全てに介助が必要となる状態のことです。また有料老人ホームにいたっては、立地条件やサービス内容により月200,000円~400,000円もかかり、入居するのに一時金として数百万が必要となる場合もあります。

しかし、有料施設は仕事を辞めずに親の介護を任せられるというメリットがあり、介護疲れなど介護する側の労力や体力を削らずに済むため、頼れるところは頼るという頑張らない介護が必要なのかもしれません。

実際に介護貧乏になった人の声

大手企業の中枢にいた45歳のサラリーマン男性の話です。彼は年収950万円と恵まれた環境にいて、独身だったため蓄えもありました。突然、父が倒れ介護が必要となったのですが、1,000万円ほどの蓄えがあり経済的にも体力的にも今後やっていけると思っていました。

会社を退職し父の介護を続けましたが、蓄えの1,000万円は想像以上に早く消えていったそうです。介護を始めて1年ほどで父親が他界しました。まだ40代と就職活動を始めましたが、行く先々で年齢という制限が出てきては面接までたどり着けない状態でした。

結果、就職することが出来ず、家賃も払うことができなくなり路上生活が始まったのです。

このように、「まさか自分の親に限って」「想定外すぎる」などと言っていられないなと感じませんか?

過去5年間で、介護を理由に離職した人は49万人もいるそうです。

いつ訪れるかわからない介護ですが、心のどこかに介護貧乏にならないための蓄えや介護にかかる費用の知識などを、身に着けておくと良いのではないでしょうか。

最後に

親の介護、兄弟がいるのであればもめごとが発生しないようにルールをつくった方が楽です。次の記事でご確認ください。

親の介護が必要になったら兄弟はどう助け合う?理想の兄弟間の負担に関する約束事(ルール)とは?

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