料金は?日数制限は?ストップオーバーは?旅の初心者でも分かる世界一周航空券の知っておくべきルール

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世界一周というと、旅の上級者やリタイア生活を優雅に楽しむ人達のものという印象がありませんか? ワンワールドスターアライアンスが販売する世界一周航空券の存在は、かなり認知度があがってきたものの、旅の初心者にとってはまだまだわからないことだらけ。でも、海外旅行の経験が少ないからこそ利用価値が高いチケットという側面もあります。今回は簡単に分かる世界一周航空券の基本的なルールを説明したいと思います。

日本で人気のある世界一周航空券の種類

日本で主に購入されている世界一周航空券は、JALが加盟するワンワールドとANAが加盟するスターアライアンスのものです。

世界三大アライアンスのひとつスカイチームの世界一周航空券も購入できますが、日系航空会社の加盟がないため、先の2つに比べると利用者は少ないようです。ただしスカイチームには日本に乗り入れしている航空会社も多く加盟しているため利用に不便はありません。

目的地を就航する便があれば一考の価値はあると思います。しかしながら、今回は主に利用されているワンワールドとスターアライアンスにしぼって比較していきたいと思います。

ワンワールド

ワンワールドは3大アライアンスチームのなかでは唯一大陸制という運賃制度になっています。世界を6つの大陸に分類し、3大陸から6大陸まで運賃に段階が設けられています。

ざっくりいうと「アジア」「北米」「南米」「ヨーロッパ・中東」「アフリカ」「オセアニア」のうち3大陸以上を選んで旅をします。とは言っても、アフリカを拠点とする航空会社の加盟がないため、アフリカの周遊は現実的ではないかもしれません。

ワンワールドはマイル制の他アライアンスチームに比べて、距離を気にしなくていいので長距離のフライトに強いことが魅力。ただし出発地は2回の途中降機しかできないので、日本から出発する場合、アジア周遊にはどうしても別途手配が必要になってしまうのが難点。

利用可能な航空会社

  • エアベルリン
  • アメリカン航空
  • ブリティッシュ・エアウェイズ
  • キャセイパシフィック
  • フィンエア
  • イベリア航空
  • 日本航空
  • ラン航空
  • カタール航空
  • マレーシア航空
  • カンタス航空
  • スリランカ航空
  • ロイヤルヨルダン航空
  • S7エアライン

他20社以上の系列航空会社の利用も可能

https://ja.oneworld.com/

スターアライアンス

ワンワールドの大陸制に対して、スターアライアンスはマイル制の運賃制度を採用しています。マイル制とはその名のとおり、全行程の移動距離によって運賃が決まります。

このマイル計算が難しいと感じるかもしれませんが、オンライン上で既定のマイル数を越えていないかを確認しながらルートを組んでいくことができるので、マイルの感覚はすぐに身につくと思います。

このシミュレーションはワンワールドの公式サイトでも可能なので、まずはオンラインで旅の計画をたててみましょう。

マイル制は距離を気にしながら計画を立てる必要がありますが、利用航空会社が豊富なのでルートの自由度が高いルートを組めるのがスターアライアンスの魅力。同一都市に再度訪れることができないので、1都市を拠点として周遊するようなルートが組めないのが残念。

利用可能な航空会社

  • アドリア航空
  • エーゲ航空
  • エア・カナダ
  • エアチャイナ
  • エアインディア
  • ニュージーランド航空
  • 全日空
  • アシアナ航空
  • オーストリア航空
  • アビアンカ航空
  • アビアンカ・ブラジル航空
  • ブリュッセル航空
  • コパ航空
  • クロアチア航空
  • エジプト航空
  • エチオピア航空
  • エバー航空
  • LOTポーランド航空
  • ルフトハンザドイツ航空
  • スカンジナビア航空
  • 深圳航空
  • シンガポール航空
  • 南アフリカ航空
  • スイスインターナショナルエアラインズ
  • TAPポルトガル航空
  • タイ国際航空
  • ターキッシュエアラインズ
  • ユナイテッド航空

他提携航空会社

http://www.staralliance.com/ja/web/staralliance/home

世界一周航空券の基本をおさえよう

世界一周航空券とはいえ、就航都市を無制限に訪れることができるわけではありません。基本的なルールがあって、これをクリアすると意外と訪れる都市を制限されることに気づきます。

それでも、運賃を考えれば断然お得。基本ルールを覚えながら、目的に合ったルートを組み立てる時間もワクワクするもの。ここから世界一周の楽しみが始まると言っても過言ではありません。

ルートの基本をおぼえよう

どちらの世界一周航空券も太平洋と大西洋を1回ずつ横断して、出発した国に戻って来るのが基本です。西回り、東回りの決まりはありませんが、逆行するように進むことは原則としてできません。

ただし同一エリア内はそれも可能。マイル制のスターアライアンスも世界を3つのエリアに分けているので、そのエリア内であれば自由に周遊できます。ワンワールドの場合、1度出た大陸に戻ることはできないのですが、北米→南米→北米といった南北の大陸移動は逆戻りも可能です。

旅行日数の制限

出発してから10日以上、1年以内に旅を完了するのがルール。つまり10日以上であれば弾丸で世界を一周することも可能。

逆に1都市で留学などを組み込んで長期滞在し、1年以内に帰国するという利用法は一般的。こういった利用法はなにも旅慣れた人だけに選ばれているわけではなく、単に便利でお得なチケットとして認知が広がっています。

ストップオーバーと乗り換えについて

ストップオーバーとは途中降機のことで、1都市に24時間以上滞在するとストップオーバー、24時間以内であればイミグレーションを通過していても乗り換えにカウントされます。

どちらの世界一周航空券でもフライト回数が16区間と決められているので、最大15回のストップオーバーが可能になります。このストップオーバーと乗り換えに関しては各アライアンスチームで細かい規定があります。

スターアライアンスの場合は同一国内でのストップオーバーは3回まで。米国内は5回まで。前述しましたが、同一都市では2回以上のストップオーバーができません。同一都市の乗り換えは3回まで認められています。

ワンワールドでは同一都市のストップオーバーや乗り換えに制限はありませんが、1大陸内の最大フライト回数は4回、もしくは北米で6回となっていて、出発大陸のストップオーバーは2回までと決められています。

このフライト回数の制限に大陸間を移動するフライトは加算されません。ちょっと面倒に思えますが、前述のシミュレーションやスマホでも利用できるスカイスキャナーなどを駆使すれば、就航便の確認やルートの組み立てはそれほど難しくありません。

https://www.skyscanner.jp/

初心者の私が知らなかった見落としがちなルール

世界一周航空券を詳しく知らないまま飛びついた当初、私が見落としていたルールを2点ご紹介します。まずは、オープンジョーの区間もフライト区間に含めるというルールです。オープンジョーとは到着地と次の搭乗都市が違うケースを言います。

つまりその間は何らかの別の手段で移動したような場合です。例えばベルリンに到着してコペンハーゲンに移動したい場合、ワンワールド系の直行便がないために別手配してフライト回数をセーブしたとします。

次の搭乗がコペンハーゲンからだと別手配したベルリンからコペンハーゲンの間も1区間とみなされるというルールです。乗り換えが必要な加盟航空会社を使うと少なくとも2区間が加算されるので、フライト回数のセーブにはなっているのですがゼロにはならないわけです。

ゼロにするためにはベルリンに再び別手配で戻る必要があります。

もうひとつはキューバをルートに組み込むと、米国の政策のために米系航空会社の発券ができなくなることです。世界一周航空券は全行程で一連のチケットとみなされるため、キューバ発着のフライトのみ米系航空会社を避けても、全工程で米系航空会社の利用ができなくなってしまいます。

とはいえ、キューバは人気の訪問国。キューバを訪問したい場合は、カンクンなどから自主手配で航空券を購入するのが一般的です。

世界一周航空券の運賃

ワンワールドは訪れる大陸の数で、スターアライアンスは移動する距離を表すマイル数で料金が分類されています。どちらも各グレードの座席別の料金が存在します。世界一周航空券は夏休みやお正月などのハイシーズンも通年同じ料金。

10日以上のお休みが取れるなら、この時期にあえて利用するのも手です。下記の料金に燃油サーチャージなどが加算されるため、ワンワールドのエコノミークラスだと50万円ほどです。

また、フライトの有効期限が1年あり、無料で日時の変更が可能。ルート変更など再発券を伴う変更の場合は手数料が必要になります。世界一周航空券の嬉しいところは、全行程でマイレージがつくこと。

ワンワールドの世界一周航空券でJALのマイレージを貯める場合はエコノミークラスに限り50%のマイレージにとどまりますが、ビジネスでは125%、ファーストクラスは150%のマイレージが貯まるので、このマイレージの価値も見逃せないのです。

通常の航空券のエコノミーとビジネス以上のシートの価格差を考えると、ビジネス・ファーストクラスの世界一周航空券はコスパが高いと言えるのかもしれません。

ワンワールド

エコノミークラス 3大陸 335,000円

         4大陸 369,600円

         5大陸 433,800円

         6大陸 500,000円

ビジネスクラス  3大陸 656,300円

         4大陸 780,400円

         5大陸 895,200円

         6大陸 978,200円

ファーストクラス 3大陸 955,500円

         4大陸 1,126,100円

         5大陸 1,304,900円

         6大陸 1,423,900円

スターアライアンス

エコノミークラス 

         29,000マイル以内 358,900円

         34,000マイル以内 422,700円

         39,000マイル以内 494,600円

プレミアムエコノミー

         29,000マイル以内 553,800円

         34,000マイル以内 632,300円

         39,000マイル以内 734,800円

ビジネスクラス

         29,000マイル以内 705,500円

         34,000マイル以内 822,000円

         39,000マイル以内 958,900円

ファーストクラス

         29,000マイル以内 1,141,000円

         34,000マイル以内 1,344,000円

         39,000マイル以内 1,504,800円

上記の料金には燃油サーチャージ、空港税、航空保険料などは含まれません。

※2017年10月現在

予約と購入の方法

世界一周航空券はアライアンスチームの公式サイトから、もしくは加盟航空会社や旅行会社で予約購入できます。世界一周航空券を専門に扱う「世界一周堂」という旅行会社もあり、世界一周に関するセミナーを定期的に行ったり、書籍を販売したりしています。

世界一周航空券は予約の段階で全行程のフライトを予約する必要があります。前述のとおり、日時の変更は無料でできるため、旅に出てから滞在期間を調整することも可能です。

旅の経験が少なくても世界一周航空券が安心なのは、事前に予約が完了しているため、旅先でフライトを手配しながら進む必要がないことも理由のひとつです。

http://www.sekai1.co.jp/?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc

世界一周はますます身近に!

繁忙期はヨーロッパをエコノミーで往復、周遊するだけで50万ほどかかってしまうケースもあります。それを考えると1年有効な世界一周航空券はやっぱりお得です。

ただ自由度の高いLCC乗り継ぎの世界一周も料金的に遜色なく、旅のスタイルによっては世界一周航空券を利用するよりも便利な場合があります。

どちらにしても「世界一周」という、かつては夢のようなものの代表格だったフレーズは、より幅広い層に身近なものになってきているようです。ハネムーンや留学、フルムーン旅行など、世界一周航空券で広がる旅のかたちを発見してくださいね。

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