一晩寝かせたカレーで食中毒が発生することも!寝かせ方を間違えると発生するウェルシュ菌に注意!

スポンサーリンク
728×90




カレーと言えば、一晩寝かせた方がおいしいと耳にすることも多いですよね。しかし、先月東京の世田谷にある私立幼稚園で、一晩寝かせたカレーを食べたことで食中毒を起こしてしまったというニュースが報道されていました。本当に一晩カレーを寝かせたことが原因なのでしょうか?いいえ、それは寝かせ方を間違えたことによるウェルシュ菌が原因で、食中毒を引き起こしてしまったのです。カレーの寝かせ方を間違えてしまうと、あなたも食中毒になってしまうかもしれません。それでは、そもそもウェルシュ菌とは何でしょう。カレーは一晩寝かせる派というご家庭の方は、特にウェルシュ菌について知っておきましょう。

私立幼稚園で園児67人と教職員9人がカレーが原因の食中毒に

先月、3月8日の夕方から早朝にかけて、幼稚園の園児と教職員の合わせて76人が下痢や嘔吐、腹痛などの症状を訴えました。保健所では、複数の人の便からウェルシュ菌が検出され、8日の昼食で食べたカレーが原因と断定しました。

カレーは、前日の午前11時ごろから二つの大鍋で作り、そのまま常温で一晩寝かせ食べる直前に再度加熱したそうです。

ウェルシュ菌とは…

それでは、幼稚園での集団食中毒の原因となったウェルシュ菌とは、人体にどのような影響を与えるのでしょう。

ウェルシュ菌とは、実はもともと人や動物などの腸管内に存在しているのです。しかし、ウェルシュ菌が付着した食べ物を、たくさん取り込んでしまうと食中毒を引き起こす可能性があります。

そして、ウェルシュ菌の食中毒はどの季節でも発生していますが、特に5~9月がウェルシュ菌の食中毒による発生がピークを迎えるのです。

ウェルシュ菌が増える原因

ウェルシュ菌は、空気があるところでは増殖しないのですが、空気がない場所には強く増殖します。主にカレーやシチュー、鍋といった肉・魚・野菜を含む煮込み料理などが原因食品とされています。

そして、ウェルシュ菌には、芽胞と言われる殻のような状態のものがあり、芽胞は熱にとても強く、100度で1時間以上加熱しても死滅しないと言われています。そのため、再度加熱しても、逆に芽胞が身を守ろうと菌が増殖してしまうのです。

さらに、常温で保存した食べ物は、温度が55度まで低下すると身を守ろうと芽胞がさらに増殖していきます。特に、43度~45度で急激にウェルシュ菌が増殖すると言われているのです。

また、食材の量が多いほど温度がゆっくりと下がっていくため、ウェルシュ菌が増える時間も長くなってしまうようです。

そのため、

「カレーは一晩寝かせても、再加熱しているから大丈夫」

と思っていても、もしかするとウェルシュ菌は増殖している可能性が十分あるのです。

ウェルシュ菌の食中毒の症状

ウェルシュ菌により食中毒となった場合、どのような症状が現れるのでしょう。一般的には下痢や腹痛などの症状がありますが、どれも軽症で済む場合がほとんどのようです。

ウェルシュ菌は、体内に侵入すると潜伏期間6~18時間を経て発症します。最初は腹部が張るような感じがして、下痢や嘔吐といった症状が現れます。幸い重症化する症状はないのですが、身体の弱い高齢者や小さな子供は注意したほうがいいでしょう。

ウェルシュ菌の食中毒を予防するために

ウェルシュ菌の食中毒を防ぐためには、食品の中にウェルシュ菌を増殖させないことが第一です。本来なら前日に調理しないことが一番ですが、どうしても一晩寝かせなければいけないときは正しい寝かせ方をしなければいけません。

それでは、食中毒を予防するための正しい寝かせ方をご紹介します。

  • 加熱調理したときは、そのまま常温では寝かせず一度3時間以内に20℃以下まで冷やしましょう
  • 保存は小分けにして、できるだけ空気に触れるようにしましょう
  • 食べる前に再加熱しますが、このときよくかき混ぜましょう
  • 再加熱するときは、沸騰するくらいに加熱させましょう

もし、食中毒の症状が現れたら

集団で給食や仕出し弁当を食べたときに、多くの人が腹痛や下痢の症状を訴えた場合、ウェルシュ菌による食中毒が考えられます。ウェルシュ菌は、飲食店や給食といった大量調理施設などの大量に調理する場所で発生しやすいのです。

ウェルシュ菌に感染した場合、基本的に重症化しにくいことから整腸剤などの対症療法による治療となります。

ただし、乳幼児や高齢者は脱水症状になる可能性があるため、必要な場合は経口補水液を飲んだり自宅で安静に過ごしたりするようにしましょう。

最後に

いかがでしたか?1日寝かせたカレーはおいしいと言われていますが、寝かせ方を間違えてしまうとウェルシュ菌を増殖させてしまう可能性があるのです。カレーは一晩寝かせる派というご家庭は、特に注意しましょう。

そして、これから暖かくなる時期を迎えるため、食中毒に対して今まで以上に意識していくことが大切ではないでしょうか。菌の知識と正しい寝かせ方を理解し、安全においしい食事を楽しみたいですね。

スポンサーリンク
336×280
336×280

最新記事の更新はこちら