意外と悩む!お土産の選び方、渡し方、受け取り方

旅行したときや、人からお宅に呼ばれたときなど、誰かへのお土産を買うシーンは多いものですが、”お土産選びに意外と悩んでしまう…”という方、多いのではないでしょうか?
お土産を渡す相手は、いつもお世話になっている身近な人から、普段あまり会えない人、目上の方まで様々かもしれませんが、”何を選べば本当に喜んでもらえる?”という悩みは間柄を問わずつきもの…
また、選んだお土産にはその人の品格が表れるものですし、渡す相手が目上の人であってもなくても、せっかく選んだお土産ですから、渡すときのマナーにも気を配り、失礼のないようにしたいものです。
そこで今回は、意外と悩む!お土産選びお土産渡し方のマナーから、逆に受け取る側のマナーまで、お土産にまつわる素朴な疑問について詳しく解説しましょう!

お土産選びのマナーとは?

そもそも「お土産」とは、字が表す通り、その土地にちなんだ産物を意味し、「どさん」や「とさん」と呼ばれていたといいますが、やがて人に贈るために旅行先などで買い求める品という意味で定着していきました。
“旅行先での経験をお土産を通して誰かに伝えたい”、”日ごろの感謝の気持ちをお土産を渡すことで表したい”…などなど、自分のためでなく、相手のことを思いやって旅先で買うお土産は、実は日本独特の風習でもあるんだとか!
お土産を渡したり受け取ったりするのは、日本人にとって古くからあるコミュニケーション方法のひとつといえるのです。
そんなお土産選びで重視したいのは、やっぱりその土地ならではのものや地方色のあるもの!
しかしながら、単にそれだけでは相手に喜んでもらえなかったり、逆に困らせてしまう…ということもありえます。
そこで、失敗しないお土産選びのコツをシーン別にまとめてご紹介しましょう。

親しい付き合いをしている方は?

友人など、相手が親しい方であっても、自分の好みを反映しすぎてしまわないよう、やはりお土産選びは慎重に!
ついつい地域色の強いものをプレゼントしようと選びがちなものも、案外、相手を戸惑わせてしまうこともあります。
例えば、キーホルダーやストラップ系は、相手があまり気に入ってなくても”身に付けなくちゃ”と気を遣わせてしまうこともありますし、かさばる置物や民芸品、ユニークすぎて使い道に困るものなどもあまり喜ばれないようです。
一方、誰にでも喜ばれやすいお菓子類はお土産の定番ともいえますが、旅行先が海外であった場合、甘すぎるお菓子や、着色料をふんだんに使っていそうな派手なお菓子等は敬遠されがちで、日本人の口に合わないということもありますから要注意!
また、相手が女性ならお菓子系に次いでコスメ系も喜ばれるといいますが、相手の好きな香りかどうかやお肌に合うかどうかなどはなかなか見極めが難しいため、意外ともらっても使いにくく、相手を困らせてしまうこともあるようです。
特に海外製のコスメ系は、よほど相手の好みを熟知しているか、頼まれたという場合でない限り避けたほうが無難かもしれません…

職場で配る場合は?

有給休暇を取って旅行した場合や、自分が休んでいる間に自分の代わりを務めてくれた方がいた場合など、職場にお土産を持っていくというシーンも多いものですが、やはり定番は仕事の合間に食べられるようなお菓子類。
この場合、それほど高いものにこだわる必要はなく、職場の人数に合わせてたくさん入っている個包装タイプのものを選ぶのがおすすめです。
やはり”仕事をする場”なだけに、切り分ける手間がかかるものや、取り分ける皿等が必要なものは避け、なるべく手やデスクまわりを汚しにくいもの、匂いの強くないもの、ちょっとした空き時間にさっと食べられる食べ切りサイズのものを選ぶのもマナーといえます。
また、いつも職場に全員がそろっているとは限りませんし、食べるタイミングも人それぞれなのに配慮し、なるべく常温で保存でき、日持ちするものを選んでおくと親切です。

訪問先の手土産は?

お宅にお呼ばれした際は、手土産を持参するのがマナーですが、購入するときは訪問先の近所で買うのは避けましょう。
相手にあわてて準備したような印象を与えますし、金額がわかってしまい、気まずい思いをすることもあります。
品物の予算はだいたい2000円~3000円程度が目安といわれ、後に残らないものが良いとされます。
あまりにも高価なものを選ぶと相手に気を遣わせてしまうこともありますから気をつけましょう。
品物を選ぶときは、できれば事前にそれとなく相手の好みをリサーチしておきたいもの!
他愛ない会話も覚えておき、「以前、〇〇が好きと伺ったので…」と伝えるととても喜ばれます。
どうしても難しいときは、ご家族やお子さんが喜びそうなものを選んでも喜んでもらえます。
ただし、要冷蔵や要冷凍の食品は、相手のお宅に保管するスペースが空いているとは限りませんから避けた方がいいことも。
また、お菓子類はその場で出されることもありますから、ナイフやお皿を用意して切り分ける必要のあるものより、気軽に食べられるものを選んでおくほうが、相手の負担が少なく、気が利いているといえるでしょう。

お土産の正しい渡し方!
お土産を渡すときには、渡すタイミングや手渡し方にもマナーがあります。
ここでは、シーン別に正しいお土産・手土産の渡し方をご紹介しましょう。

職場で渡す場合は?

職場で渡す場合は、仕事の邪魔にならないよう、昼の休憩時間などがおすすめのタイミングです。
なるべく役職の高い方から順に手渡しで配りましょう。
ただし、職場によっては、名前を書いて決まった場所に置いておくなどのルールがある場合もありますから、その場合はルール通りにすればOKです。
また、休みの間に自分の仕事を担当してくれた方に渡す場合は、会ってすぐ感謝の言葉とともに手渡すといいでしょう。

訪問先で手土産を渡す場合は?

訪問先で手土産を渡す場合は、つい会ってすぐ渡してしまいそうになるかもしれませんが、正しいタイミングはお部屋に通されて正式な挨拶が済んだ後!
ただし、要冷蔵・要冷凍の食品の場合など、玄関先でその旨を伝え、先に渡した方が良いこともあります。
お花の場合も同様に、「よろしければお部屋に飾ってください。」と一言添えて先にお渡ししてもいいでしょう。
また、訪問する人が複数いる場合は、手ぶらで来た方に気まずい思いをさせないよう配慮して、渡すタイミングを見計らった方が良いこともあります。
お土産は紙袋に入れて持参することが多いですが、お渡しする際、紙袋ごと渡すのは基本的にNGです。
紙袋から出し、正面をいったん自分に向け、状態に問題が無いかをさっと確認し、今度は相手に正面を向けて差し出しましょう。
お土産の入っていた紙袋や風呂敷などには、持ち運ぶ際の汚れ除けの役目がありますから、これらはお渡しせず、さっとたたんで自分で持ち帰るのが基本です。
ただし、おしゃれな紙袋の場合は相手に喜ばれる場合もありますし、「恐れ入りますが処分をお願いしてもよろしいでしょうか?」と一言添えて相手に処分を任せるという方法もあります。
ちなみに、予め玄関先で失礼するつもりの場合や、ビジネスシーンの場合、急ぐ場合では立ったままお土産を渡す場合もありますが、その際、状況によっては紙袋のまま渡した方が良い場合もあります。
その場合は、「紙袋のまま失礼いたします」と伝え、片手で紙袋の底を支え、反対の手で取っ手の付け根部分を持って差し出すようにし、相手が受け取りやすいよう配慮するのを忘れずに!

渡すときの一言は?

かしこまった場合や、相手との間柄によっては、お土産を手渡すときの一言にもいろいろと気を遣うものです。
例えば、古くから使われてきた「つまらないものですが…」というフレーズが頭に浮かぶという方も多いのではないでしょうか?
精一杯選んだ品なのに、”つまらないもの”と呼ぶのは違和感があるという方も多いかもしれませんが、この言葉には本来、”誠意をもって選びましたが、立派なあなたの前ではつまらないものに見えます”という最大級の謙遜の意味がこめられています。
しかし、近年ではこの言葉の真意が上手く伝わらない場合も多く、文字通り”つまらないものを贈るなんて失礼”と受け取られたり、あるいは”へりくだりすぎ”と不快に取られてしまうことも…
そのため、最近ではこのフレーズは使わないほうが無難とされ、その代わりに、この謙遜のニュアンスはそのままに、「お口に合うといいのですが」、「お気に召すと嬉しいのですが」、「心ばかりですが」、「評判の品と聞きましたので」といったフレーズがよく用いられます。
もちろん、形式張るよりも、どうしてその品を選んだのか相手に素直に伝えてもOKですが、その場合はあくまでも控えめに伝え、恩着せがましくなってしまわないように気をつけましょう。

受け取る場合のマナーとは?

お土産を贈るときにマナーがあるように、反対に受け取る側にもマナーがあります。
特に、訪問してきたお客様から手土産を渡されたときは、単にお礼を述べて受け取るだけでなく、贈ってくれた相手に対して失礼のないように配慮したいもの!
まず、品物は両手で丁寧に受け取るようにし、贈られた品を贈った方と一緒に楽しむこともマナーとされますので、その場で中身を確認したら、心をこめて感謝の気持ちを伝えましょう。
お花をいただいた場合は、さっそく飾り、贈ってくださった方に見ていただけるようにすると喜ばれます。
品物はいったん上座に置くのもマナーですが、そのまま放置してはぞんざいに扱っている印象を与えかねないので、自分で別室に移すか、身内に頼んで運んでもらうようにします。
また、本来、お客様をもてなす側は、予め茶菓子を用意しておくのがマナーですが、お菓子類をいただいた場合にはそれを優先し、その場で出して一緒にいただくのも贈ってくれた方へのマナーとされます。
その際は、必ず「おもたせで失礼ですが…」という一言を添えるようにしましょう。
ちなみに、”おもたせ”という言葉は、手土産を受け取る側から見た品物の呼び方となりますから、「手土産」と混同して渡す側が間違えて使うことのないように注意しましょう。

最後に

日本独特の文化ともいえるお土産を贈ったり受け取ったりする風習ですが、実は、”つまらないもですが…”と言って謙遜しながら品物を渡す習慣もまた日本ならではの考え方なのだとか!
欧米では、相手に対して”最高の品物を選びました”と伝えるのが相手に対する礼儀とされることもあり、これは日本とは対照的です。
現在ではそれほど堅苦しく考えなくても良い場合も多いかもしれませんが、やはり日本人としては古くからある正しいマナーを身に着けておきたいもの!
今度お土産を贈ったり受け取ったりするときには、ぜひこの”日本の心”にも思いを馳せてみてくださいね!

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