乾燥だけが原因ではない!春先に出る痒みと発疹「寒冷じんましん」とは?

もうすぐ3月に入り、暦の上ではを迎えます。しかし、まだまだ肌寒い日が続いていますよね。寒さ肌が乾燥して、痒みを感じることがあるのではないでしょうか。なかには、赤いポツポツした発疹が出るケースもあります。実は、痒み発疹乾燥だけが原因ではありません。もしかすると原因は「寒冷蕁麻疹(かんれいじんましん)」かもしれませんよ。今回は、寒い時期に起こりやすい「寒冷蕁麻疹」について、原因と予防法をご紹介します。

寒冷蕁麻疹(かんれいじんましん)の原因は?

寒冷蕁麻疹は蕁麻疹(じんましん)の一種で、皮膚の温度が急に下がることがきっかけで引き起こされます。蕁麻疹と聞くとアレルギーが原因かと思われがちですが、寒冷蕁麻疹の場合はアレルギーだけでなく気温や日光、摩擦などの刺激によって発症します。

寒冷蕁麻疹が発症するメカニズムは、皮膚の真皮にあるマスト細胞と呼ばれる細胞が、急激な温度の変化により刺激を受けてアレルギー反応を引き起こします。

マスト細胞のアレルギー反応により、ヒスタミンという化学物質が放出されることで、皮膚に痒みを引き起こすとともに、患部が赤く盛り上がり蕁麻疹を引き起こすのです。

寒冷蕁麻疹の症状と発症しやすいケース

寒冷蕁麻疹を発症すると、小豆ほどの大きさの膨疹があらわれ、徐々に強い痒みと赤みを引き起こします。身体全身が冷えると全身に蕁麻疹が起こり、局所的に冷えた場合は冷えた部分に蕁麻疹ができます。さらに、頭痛やめまいをともなう場合もあるでしょう。

寒冷蕁麻疹を発症しやすいケース

  • 素足で冷たいフローリングを歩く
  • お風呂で温まった身体が、脱衣所の寒さで一気に冷える
  • 運動などで汗をかいた後、寒い風に当たり体温が低下する
  • 暑い時期に外出先から戻り、冷たい冷気に直接あたる
  • プールサイドで日光浴をした後、冷たいプールに長時間入る

寒冷蕁麻疹になりやすい人

寒冷蕁麻疹は、冷え症や痩せ型の人、寒がり、鳥肌が立ちやすい人が発症しやすいと言われています。

体質だけでなく、部屋の温度が低かったり厚着をしすぎて汗をかきやすかったりする場合も、寒冷蕁麻疹になりやすいため、日常生活の見直しが必要ですね。

寒冷蕁麻疹になってしまったら

寒冷蕁麻疹を発症した場合、どのような対処法が必要でしょう。通常の蕁麻疹の場合は、患部を冷やすことで痒みが抑えられるのですが、寒冷蕁麻疹の場合は寒さから発症するため患部を冷やすのはNGです。ゆっくりと患部を温めて症状が悪化するのを防ぐようにしましょう。

一般的な蕁麻疹なら数時間ほどで症状は治まりますが、もし症状が長引いたり痒みが我慢できなかったりするときは、医療機関を受診してくださいね。医療機関では、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤が処方され、症状が緩和されるでしょう。

寒冷蕁麻疹の予防法

寒冷蕁麻疹を予防するには、寒さ対策をすることが一番です。外出時は、マフラーや手袋などの防寒対策をしっかりして、外気に触れないように対策をしましょう。

室内では、冷たいフローリングでは素足で歩かず、暖かい素材のルームシューズやスリッパを履くと良いですね。

お風呂の脱衣所は、身体が冷えやすい環境なので、暖房器具を使って暖めたりすぐに羽織れるガウンで対策をしたりすることを心がけましょう。

夏場は、エアコンの冷気が直接身体に当たらないようにすることも大切です。寒冷蕁麻疹は冬だけでなく、夏にも発症する可能性があることを忘れないでくださいね。

寒冷蕁麻疹に気付かず、悪化する可能性も

冬に痒みがあるときは、乾燥が原因と考え保湿クリームで対応する人も少なくないでしょう。冬は保湿対策が大切ですが、寒冷蕁麻疹が原因の場合は、保湿クリームでは症状が改善できません。

また、痒みを改善しようと患部を冷やしてしまうと、症状を悪化させてしまいます。痒みがある場合、寝ているときに無意識に掻いてしまい悪化する可能性もあるため、爪で引っ掻いてしまわないよう、爪は短く切っておくと良いでしょう。

蕁麻疹はストレスが原因で発症することもあるため、疲れやストレスを溜めないことも大切ですよ。

温かさが原因で発症する蕁麻疹も

寒冷蕁麻疹は、皮膚の温度が冷えることで発症しますが、反対に温かさが刺激となり発症する温熱蕁麻疹という症状もあります。

温熱蕁麻疹は、お腹や太ももの内側に発症しやすく、暖房器具やカイロを使う冬の時期にも発症しやすいのです。温熱蕁麻疹を発症した場合は、濡れタオルなどで冷やすと30分程で症状が緩和されますよ。

最後に

いかがでしたか?最近、痒みや赤みなどの症状が見られる場合は、もしかすると寒冷蕁麻疹を発症しているかもしれません。

寒冷蕁麻疹は誰もが発症する可能性があるため、寒い季節はしっかりと防寒をして身体が冷えないように注意してくださいね。

とくに子供は、痒みに我慢できず掻いてしまうため、症状が悪化する可能性があります。冷たい食べ物を食べたり寒い場所へおでかけをしたりするのは、なるべく避けた方が良いですよ。

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