ナンピン買いと組み合わせると効率がよい、尺度法について

株式投資戦術戦略の紹介も終わりに近づきました。今回は尺度法の紹介です。今までの戦術はどちらかというと、投資金額を目安にして株を売買する方法でした。ところが、今回、紹介する尺度法は金額で考えず、株数で考える投資戦術です。

株数で考える投資戦術、尺度法とは

例えば、まず、ある一株3万円の銘柄を10株買ったとします。それが2万9千円に下がったら、また、10株買い増しします。さらに2万8千円に下がったら、また、10株買い増しします。その後、株価が反騰を始め、2万9千円に上がりました。そのとき、10株売ります。その後、さらに株価は上がり3万円に戻しました。そこでまた、10株売ります。このやりとをシュミレーションの表にすると、次の通りです。

株価 売買 売り 持ち株数
3万円 10株買い 30万円
2万9千円 10株買い 29万円
2万8千円 10株買い 28万円
2万9千円 10株売り 29万円
3万円 10株売り 30万円

最後の持ち株数は10株、時価3万円ですから、30万円相当の株が手元に残りました。収入の合計は59万円、支出の合計は87万円、差し引き28万円の損失ですが、30万円相当の株を計算に入れますと、2万円の利益になります。

このように、株価が上がっても下がっても常に一定の株数を売買するのが尺度法です。

この例では売買の基準をはじめの買い価格にしました。基準価格より、株価が高ければ売り、安ければ買いです。この例を見てもわかるように、株価がはじめの買い価格よりまったく上がらなくても利益を上げることができます。

株価上昇局面では使えない尺度法

以上が尺度法ですが、ここまで読まれてわかるように、株価がどんどん上昇している場合、尺度法は使えないのです。というのは、買った株がすぐに上がりますから、買い増しする前に売らなければなりません。

そんなわけで尺度法が使えるのは、買った株が予想に反して下がる場合です。その場合、株価がはじめの価格に戻すだけで、まったく上がらなくても利益を得ることができるのです。また、株式投資にまわす資金がどんどん増えていく場合も尺度法は使えます。使うと、返って、効率の悪い投資法になります。

尺度法はナンピン買いやドル平均法と組み合わせると効率がよくなる

尺度法は、単独で使わず、ナンピン買いなど組み合わせると効率がよくなります。また、言うまでもありませんが、尺度法は、あくまで、上がるつもりで買った株が下がった場合の戦術です。はじめから、尺度法を使うつもりでもよいと思いますが、その場合も優良株を運用した方がよいです。 

この記事を書いた人

r.nakanisi
r.nakanisi
現在、私自身はブログ「株と仲間」を運営中、著作は4冊、塾、家庭教師活用法(大阪教育センター)、株 確実に5割儲かる私の投資法、株、チャートで100万円が6年で1億円、株、儲かる投資法、危ない投資法,ムダな投資法(以上、エール出版)、株式投資のはなし、季節銘柄で儲けよう、その他、電子書籍多数(アマゾンキンドル)など。
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