長年の投資経験でわかった、株価の「だまし」を避ける方法とは

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長期投資の人はファンダメンタル分析が中心なので、チャート分析のようなだましに引っかかることは少ないでしょう。実際、何度も言うように、私自身、インターネットで株式取引をする前はほとんど損をすることはありませんでした。しかし、インターネットでの売買をするようになるとだましに引っかかることが多くなりました。これは株価は企業の通信簿と言われるように、企業の業績を反映するからです。また、株価は企業の業績を先取りするともいわれるように、企業の業績より先に動くからです。つまり、このことを自覚していれば、株式投資で損を出すことは少ないです。

チャート上で株価の上昇信号が出ているのに株価が下がる「だまし」

しかし、世の中の動きが早くなると、ほとんどの投資家はファンダメンタル分析よりチャート分析を重視しがちになります。そのチャート分析では、チャート上で株価の上昇信号が出ているので株を買うと、反対に株価が下がるということがよくあります。いわゆるだましです。

このだましを避ける方法はいくつかあります。その一つはファンダメンタル分析とチャート分析を併用することです。具体的にいますと、ファンダメンタル分析で株安と判断すれば、同時に出てきたチャート分析の上昇信号も信用できるのです。

反対にファンダメンタル分析で株高と出てくれば、いくら株価の上昇信号が出てきても、信用できないのです。株価の予測の基本はファンダメンタル分析といわれるのは、この辺の事情からです。

株価の上昇信号「だまし」を避ける方法

チャート分析の信号数で判断する

だましを避けるもう一つの方法はチャート分析の信号の数で判断することです。つまり、チャート分析で上昇信号が三つも四つも出てくれば、株価は上がると考えます。

反対に、株価の上昇信号が一つ出てきても、同時に下降信号がたくさん出てくれば、その上昇信号は信用できないのです。

さて、株式取引きを実際にすると、チャート上で株価の上昇信号が出ているのに、同時に下降信号も出てくることに驚かれる人も多いでしょう。たとえば、移動平均線のゴールデンクロスが出ているのに、ローソク足のかぶせが出てくるようなものです。

このような場合、どちらの信号を信用してよいのか、迷います。

さて、だましを避ける方法を一度に説明しても、頭に入らないと思います。そこで、だましを避ける方法は、いったん、これぐらいにして、次も続けることにします。

同じ銘柄を売買する

だましを避ける他の方法は、同じ銘柄を売買することです。というのは、チャート分析をするとわかるように、例えば、ローソク足の毛抜き底でも、よく当たる銘柄と当たらない銘柄があります。

また、季節によって同じチャートの上昇信号でもあたる場合と当たらない場合があります。また相場環境によって、チャートが当たる場合と当たらない場合があります。このようなことは、その銘柄(株)で儲けている投資家の集団心理によるところが大きいです。

それではもう少し詳しく説明します。

A製薬での例

たとえば、A製薬に株価の上昇信号が出てきた場合、かってA製薬では、この株価の上昇信号(たとえば、毛抜き底の出現)の後、株価がよく上がったとします。すると、今回も株価が上がる可能性が大きいのです。

というのは、A製薬の株を動かして利益を得ている投資家たちは、この信号(毛抜き底)が出たら、A製薬の株価が上がるということを経験的に知っているからです。そして、皆さんは買いに出ます。多くの投資家が買いに出れば、当然のごとくA製薬の株価が上がります。

B科学での例

他方、B化学の場合、過去に毛抜き底が出ても、株価は上がったことが少ないとします。その場合、今回、B化学のチャートに毛抜き底が出ても、株価は上がることが少ないです。

というのはB化学の株を売買している投資家たちは、B化学のチャートをみるとき、毛抜き底が出ても、それほど上昇信号として重視しません。B化学のチャート上の毛抜き底を重視するのは、普段、あまりB化学の株を売買していない投資家たちです。

彼らが株価の上昇信号(毛抜き底)見つけて買いに出ても、買いに出る投資家が少ないので、株価は上昇することが少ないのです。しかし、上昇信号が出ているのですから、株価は上がることもあります。ただ、その確率が少ないだけです。

ですから、昔からよく言われるように、株で儲ける秘訣は同じ銘柄を繰り返し売買することです。

株価の浮き沈みは常に確率で考える必要がある

株価は多くの投資家の集団心理で動きますから、上昇信号が出たから株価は必ず上がる、下降信号が出たから株価は必ず下がるというわけではないのです。

この上昇信号がでたら、株価が上がる可能性が大きい、あるいは下降信号が出たら、株価が下がる可能性が少ない・・・などということは常に確率で考えなければなりません。確率を無視すると、つまりだましに合うのです。

成長株は上昇信号が当たりやすい

成熟株は成長株ほど上昇信号は当たらないのです。そして、これは使っている人が多い方法ですが、株式の売買量が多い銘柄は上昇信号であれ、下降信号であれ、チャートの信号が当たることが多いのです。

反対に売買量が少ない銘柄はチャートの信号が外れることが多いのです。

東証一部上場銘柄の方がチャート信号が当たることが多い

さて、売買量の多い銘柄とは、言うまでもなく東証一部上場銘柄です。そんなわけで投資家の中には東証一部上場銘柄しか売買しないという人もいるほどです。

筆者などは東証一部銘柄だけではなく、二部上場銘柄、それに新興銘柄、いわゆるジャスダック、マザーズなどにも手を出しますが、やはり東証一部上場銘柄に手を出した場合の方がチャートの信号が当たる場合が多いです。

だましを避ける方法はざっと三コマに分けて説明しましたが。とにかくだましに引っかからないようにするには、株式投資で経験を積むことです。そして、儲かるノウハウを身に着けることです。この株式投資で儲かるノウハウ、それを教えてくれという人が多いです。

しかし、こればかりは教えることはむつかしいです。というのは、教えられなくても普段の生活から自然に身についている人もいます。反対に、いくら教えられても、そのとおりに実行できない人も多いのです。

生まれつき、株式投資に適している人、適していない人がいるのは確かです。実際、株で利益を上げるか否かは個人の性格によります。

筆者にできることが、他の人にできないということはないはずです。謙虚な気持ちで株式投資に取り組めば、誰でも豊かな生活を送れることは間違いないと思っています。それではいつものように個別銘柄の検証にはいります。

優良銘柄の検証

5992 中央発條

予想PER17.5(高値平均31.0、安値平均23.3)PBR0.39、ROE2.3%。

PERもPBRも株安を示していますが、それにしてもROEが低いです。営業理系は’15年から連続増益なのに、株価は’15年から’16年にかけて下がっています。その株価も’16年、つまり去年に底値を付け、上昇傾向に乗ったようです。

今まで、説明していませんでしたが、このように営業利益と株価が逆行しているような場合は買いときを探すチャンスです。

他にも、逆行を利用する投資方法があります。この辺のことは別の機会に改めて説明します。話を元に戻します。この株は昨年の後半から上昇傾向に入りましたので、当分は買いチャンスです。

もちろん、移動平均線以下で買い、以上で売りです。

5993 知多鋼業

予想PER6.1(高値平均7.3、安値平均5.9)PBR0.43、ROE7.2%。

数字は三つとも申し分ありません。おまけに名古屋2部の銘柄なので割安です。ただし、出来高が極端に少なくなる場合がありますので、チャート分析が当たらない場合があります。どちらかというと将来性を見越して、コツコツと買い集めるといった長期投資銘柄です。

5994 ファインシンター

予想PER6.9(高値平均12.2、安値平均9.0)PBR0.53、ROE7.6%。

経営状態を表している数字はすべて申し分ありません。ただ、株価の周期が短く、短期的に荒っぽい動きをします。この株はまさしく移動平均線以下で買い、以上で売る代表的な株です。しかも移動平均線自体、それほど大きな波を描きませんので、売買しやすい株です。

5997 協立エアテック

予想PER6.3(高値平均10.9、安値平均7.2)PBR0.57、ROE9.1%。

この株も数字は三つとも良いです。しかもROE9.1%は魅力的です。株価は昨年に底値を付け、今年は上昇の初期にかかる可能性大です。

5998 アドバネクス

予想PER40.0(高値平均15.7、安値平均7.5)PBR1.18、ROE2.9%。PBRはともかく、PER、ROEともに良いとは言えません。これは今期(3月決算)では営業利益が半減しているためです。

しかし、来期(’18年3月)では営業利益がもとに戻る予定です。ということは、今年の前半が買いシーズンです。今年の秋には、株価が上がり始めると考えられます。

5999 イハラサイエンス

予想PER5.8(高値平均12.0、安値平均6.7)PBR0.81、ROE14.1%。数字は三つとも良いです。

PERから見ても、PBRから見ても株価は割安です。おまけにROEが14.1%。これは一年間持ち続けると株価の価値が14.1%増えることを意味しています。

技術力が評価されるのなら、PBRも1を超えてよいはずですが、この業界自体が各社、PBRが低いですから、連れ安で下がっているようです。株価は昨年の前半に底値を付け、後半から上昇傾向に入りました。今年はこのまま上昇に乗るようです。

さて金属製品の業界は、今回で終わります。筆者自身、金属製品の業界をこれほどまで精密に調べたことは少ないです。

改めて、隠れた優良業界だと認識しました。まだまだ、中国や韓国には追い付かれません。そんな業界です。しかし、それも独自技術を持っている企業に限りますが。

この記事を書いた人

r.nakanisi
r.nakanisi
現在、私自身はブログ「株と仲間」を運営中、著作は4冊、塾、家庭教師活用法(大阪教育センター)、株 確実に5割儲かる私の投資法、株、チャートで100万円が6年で1億円、株、儲かる投資法、危ない投資法,ムダな投資法(以上、エール出版)、株式投資のはなし、季節銘柄で儲けよう、その他、電子書籍多数(アマゾンキンドル)など。
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