東京オリンピックで「おもてなしの国」を目指して。外国人旅行客はから学ぶ異文化レッスン♪

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外国人がお風呂に全く入らないで香水で体臭をごまかす、同意のしぐさとして首を横に振る。なぜこのようなことをするか、まだまだ理解できていないですよね。日本に年間2,000万人も外国人旅行客が訪れる時代、その外国人旅行客の行動から異文化を学んでみませんか?

日本人が外国人のことを理解していない

リオデジャネイロのオリンピック・パラリンピックで、日本はメダル獲得に大健闘。さらにオリンピックの引き継ぎ式では、日本のトップクリエイターたちによるエキサイティングで近未来的な世界観、そして三次元と二次元とが共存する、世界に「ワンダーでワンダフルな日本」をPRできたように思います。

また夏休み、日本の観光地を訪れれば外国人ゲストの多さに目を見張ります。東京はもちろん、鎌倉、川越、富士山、京都、奈良、大阪、神戸、そしてポケモンGO!の効果なのか鳥取砂丘でも外国人観光客の姿が目立ちました。

しかしその一方で、マナーに物申す国内のギスギスした空気が噴出。同じアジア人として意識しすぎなのか、メディアが特にスポットを当てるのは中国人観光客です。

ところが中国に友人にもつ日本人からは「偏向」との声もあるのでした。では一体、どういった曲解があるのか、伝えられてない事実があるのか。在日外国人や海外赴任された方々より話を聞く機会があり、私もナルホドと感じました。

異文化コミュニケーションとは、外国語習得ばかりでなく、習慣や文化を理解する小さなことからでも始められるのです。

4年後に迫った東京オリンピック効果で、日本にはより一層外国人観光客が訪れるでしょう。日本側から一歩、異文化に歩み寄ることがますます大切になります。一人ひとりが「おもてなしの国」のホスト、あるいはホステスである自覚を目覚めさせたいものですね。

外国人旅行客はなぜゴミを捨てるの?

メディアが取り上げるシーンで最も多いのが、ゴミのポイ捨てシーン。盗撮と錯覚するアングルで撮られた映像だと「ほら今捨てた!」と現場を押さえた感覚が煽られます。これについて、結婚して在日12年の中国人Aさんは「日本はゴミ箱が少ない」と指摘。

在日欧米人からも同意見が出ました。「ゴミ箱が少ないのに、街が綺麗で不思議だ」と日本は思われているようです。日本では普通のことですが、ポケットやバッグにゴミを「入れて持ち歩く」ことが習慣としてない国があるのです。

さらにAさんは「ゴミを捨てていい場所に捨てる習慣は日本と同じ」であるものの「どこに捨てて良いか分からず、中国ならOKとされる場所に捨てているのが、日本でのマナー違反になっているようだ」と付け加えます。

排水溝に煙草の吸い殻を「隠している」と報じたメディアがありますが、「きちんと捨てたつもり」だったのかもしれません。また小さなゴミ箱にぎゅうぎゅう捨てる光景も「詰めている」のでなく「なんとか片付けよう」としたのかもしれません。

ちなみに我が家が奈良に行った時、中国人観光客の方から「バスの時間だから貰ってください」と余った沢山の鹿せんべいを子どもが受け取りました。周りの日本人は「いつか気づいて食べるだろう」と、割ってそこらにバラ蒔いているのにです。

そのカップルの言動からAさんの言葉が過ぎった一幕でした。

外国人旅行客はなぜ大声で話すの?

至近距離なのに「大声で話すからビックリする」という日本人の意見をよく聞きます。これは中国人やアメリカ人に対して感じることが多いようです。

さらに「東南アジア系」もと挙がりましたが、フィリピン人は声が大きい傾向に対し、微笑みの国・タイ人は大声を恥ずかしいものと認識しているそうです。

つまり「東南アジア系」とひとくくりにしてしまいがちなのは、失礼に値するかもしれません。

声が大きくなりがちなことに何か理由があるのか。アメリカに10年在住されたBさんは「小さい声はこそこそといやらしい印象」があるらしく、そう見られたくない心理が働いているとの話。

中国だと「自分を大きくみせる」手段のひとつが声らしく、面子や上下関係を大事にする国民性なことから「わたしは大きい事ができる人間です」のPRもあるそうです。

威嚇のための大声ではないようで「人口が多い土地柄、意思表示しないと自分が埋もれてしまう緊張感が無意識にそうさせているのかも」とはAさんの見解。ただAさんも日本で住むようになって、声のトーンはすごく気を遣ったとのことでした。

もちろん個人差はあるでしょうが、日本での大声に対する感じ方はタイ人と近いとは目からウロコです。

外国人旅行客はなぜ日本製を爆買いするの?

家電はもちろん、食品・日用雑貨・サプリメントにいたるまで、Aさんは「品質と安心」とのこと。国際結婚で北欧在住のCさんは「安さ」を挙げていて、沢山の買い物する物欲より、日本にあふれる外食やアミューズメントに対する消費欲が先行すると言います。

都市部在住、あるいはブルジョアな中国人は、日本人以上に農薬や衛生に神経質な面を見せます。

唾吐き、食べ散らかし、トイレを流さないなどの行為から「不衛生でも気にしない国民性」のように思われる部分もあるようですが、公害の少ない土地、衛生的な環境、正しい情報、生活水準諸々が充分でないだけで「不衛生でも気にしない」のとは意味が違います。

「折角買うのなら下手な物は買いたくない」、日本製の品質と安心感は分かった上で高額商品を求めるのは「高ければ絶対に悪くない」という値段に対する信用があるから。

体面、優越感、満足感、見栄もゼロとは言えないものの、自国製品にない品質保証も含めて払うものと考えているようです。

さらに中国は「分け与える習慣」が根強いこともあり、行けない親戚のためにも買い求めるのだそう。ちなみにAさんは、本国から親戚が遊びに来ると、買い物や遊びへ案内するのが基本で、移動費や外食代もエスコートする側が負担すると言います。

旅行に来た親族は浮いた分だけ土産物を買えるので、間接的で遠巻きながらもエスコート側が親戚に施せるのです。日本での生活が長いせいかAさんは「そういう文化だから仕方ないが、過剰と思う部分も正直ある」とのことでした。

外国人旅行客はなぜ唾などを吐き出すの?

現在40〜50代の日本人が子どもの頃、日本でも駅の電車待ちの風景に痰や唾吐きがありました。ホームなら喫煙も許されていて、CMに痰切り薬が流れる時代でした。

高度成長期は化学物質を含んだ蒸気や煙を大気中に放出していて、川の水は色が変わり泡立つほど汚染され、公害による健康被害が出ていても、証明できるデータが乏しく被害者は泣き寝入りするしかない時期もありました。

中国は黄砂やPM2.5など空気に問題があることは有名で、痰や唾吐きをせずにいられない環境と言われます。さらに漢方の考えから「粘液は体に悪く外に出す物」と教え込まれており、日本の「すすった鼻汁を飲み込む」行為を気持ち悪がります。

自分の体に「悪い物を入れない」考えから、日本特有のサービス「試食」で、口に合わず食いかけを元の器に戻されて、店員を仰天させたエピソードもありました。

「まずくても一度口に入れた物は飲み込む」日本人に対し、「体をおかしくする」という見方があるそうです。店で出された物に「毒」があるとは日本はそもそも考えません。他人の出した物を「不用意に口にできない」環境であれば、日本の試食や外食も今ほど広まらなかったかもしれません。

一方Bさんから「メジャーリーガーあたりはガム噛んでグラウンドにペッペやってる。何とも思わないか、普通に格好いいと思ってる人がいるくらい」と聞き、場合によって唾吐きは侮蔑的な意味もあったなと思い出しました。

確かに気分のいい行為ではありませんが、何故? どうして? と理解を深めていくと、感情的な感覚をコントロールしやすくなるので、知ることや考えることは大切だと思いました。

最後に

皆さんの、あくまで個人レベルの話とはいえ、この国でしか生活したことのない私にはとても新鮮に映りました。「日本は島国で単一民族だから、異文化や摩擦に未熟さがある」と海外経験豊かな皆さんは仰います。

しかしそれだから「日本の礼儀正しさや街の綺麗さ、モラルやマナー意識の高さ、国として成熟している」とも。たしかに世界地図を見れば一目瞭然で、多くの国は他国と陸続きで「隣が嫌だから引っ越す」とはいきません。

世界からみて日本は「いつか行ってみたい国」であり、2020年の東京オリンピックは良いキッカケになるでしょう。ゲストを受け入れる立場ではありますが、心が受け身では、異文化コミュニケーションにはなりません。

日本に来られたことが、いい旅で、いい記念になるように、日本人からもアクションできる「おもてなし」を目指したいものです。

また、フランス人について書かれた本。異人を理解するために確認してみませんか?

「フランス人は10着しか服を持たない」?シンプルで豊かになる生活方法を実践してみた

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